サヒメル科学探検隊

お問い合わせは0854-86-0500まで

活動報告

第5回活動 土の中の小さな生き物観察/1年間の活動発表

概要

日  時 2022年11月6日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル、北の原
参 加 者 14名(欠席4名)
活動内容 今年最後の活動です。午前中は土の中の生き物の観察のため、林から土を採取し、室内で土の中にいる生きものを探し、見つけた生きものの種類を調べたり土の中の生き物の役割について学びました。午後からは午前中の活動を活動報告としてまとめた後、1年間の探険隊の活動のまとめとして、印象に残った活動テーマを各自1つ選び新聞形式で作成し、1人ずつ保護者の前で発表しました。最後に探険隊の修了証書を受け取り、全5回の活動を終了しました。

活動報告

10:00~10:20 始まりの会、課題の発表
本日のスケジュールを確認した後、課題であった土の中の生き物の名前を発表してもらいました。モグラやミミズはもちろん、ダンゴムシやナメクジ、さらには土に穴を掘って利用するカワセミやアナグマなどたくさんの生き物の名前を挙げてくれました。土の中にもさまざまな生き物がいることを理解したので、今度は生き物を探しに出かけましょう。

 

 

10:20~11:00 土の中の生きもの観察①
野外に出て森の中の土を採取しました。1人ずつ紙コップ一杯分の土を採取します。森の中は一面落ち葉に覆われていましたが、各自で生き物がたくさんいそうな場所を探して、落ち葉をめくって土を採りました。また生き物を見つけたら、それも捕まえて持ち帰りました。目視ではミミズやゴミムシの仲間、ザトウムシなどを捕まえていました。

 

11:00~12:20 土の中の生きもの観察②
採ってきた土を白いトレイに広げ、各自が土の中に隠れている生きものを探して採集していきました。すぐには見つかりませんが、目を凝らして探すと数ミリほどの小さな生き物がいくつも見つかります。土や落ち葉の間から這い出てくる生きものをみんな集中して探しました。みんなたくさんの生き物を見つけられ、紙コップ1杯分の土の中にも多くの生き物がいることを実感することができたようです。その後は、見つけた生き物を資料を見ながら種類を調べ、顕微鏡で生き物を観察し、特徴や違いを観察しました。ツルグレン装置という土の中の生き物を集める装置についても紹介し、その装置で集めた生き物たちを合わせて顕微鏡で観察しました。
そして、土の中の生き物の多くは分解者としての役割を担っており、落ち葉や死骸、糞などを食べて分解していること、そして人間を含めた多くの生物が地球上で生きていくために、土の中の生き物たちがとても重要な働きをしていることを学びました。

 

12:20~13:00 昼食休けい

13:00~13:30 活動日誌をかこう
午前中の活動を活動日誌にまとめました。元々土の中の生き物のイメージはミミズなどあまり多くはないかと思っていたけど、多くの生き物が暮らしていること、初めて見る生きものがいたことなどの感想がありました。今回は見つけられなかった生き物もいたので、ぜひまた観察してみましょう。

 

 

13:30~15:00 探検隊新聞をつくろう
ここからは、今年度の活動のまとめとして探検隊新聞を作ります。まず、それぞれが1年間の活動で印象に残った活動内容を1つ選び、その活動の概要や体験したこと、感じたこと、そして全体の活動を終えての感想を3枚のワークシートにまとめました。ワークシートを完成させた後、書いた内容を、1人1枚A3の用紙に新聞の形式でタイトルや見出し、活動内容にイラストを加えて清書して完成させました。なかなか文章が書けず苦労する人もいましたが、1時間半かけて新聞づくりに取り組みました。
完成した人からボードに掲示して、発表の準備ができました。

 

15:00~15:40 探検隊新聞発表
保護者や家族の皆様にお集まりいただき、今年度の活動報告を1人1人行いました。発表内容に各自が選んだテーマは、三瓶山の生きもの調べ、恐竜展の見学、観測衛星ひのでの模型作り、三瓶演習林での活動、土の中の生きもの調べとなり、活動したこと、学んだことや感想を自分たちの言葉でまとめて発表しました。発表前はみんな緊張した様子でしたが一生懸命発表を行い、初めて体験する活動も多く興味が広がったという感想もありました。

 

15:40~16:00 修了証書授与、今年度の活動終了
これで今年度のサヒメル科学探険隊の活動、全5回はすべて終了しました。最後に修了証書の授与を行い、皆木隊長から1人1人に修了証書を手渡しました。隊員の皆さん、1年間お疲れさまでした。
サヒメル科学探検隊での活動を通じて、みんなが自然や科学にこれまで以上に興味もち、今後も身の回りの出来事や自然科学の不思議を見つけて、自分で調べたり関心をもってもらえる嬉しいです。
また三瓶自然館サヒメルにも遊びに来てください。お待ちしています。

第4回活動 大学の研究者と一緒に活動!測って実感!樹木の大きさ

概要

日  時 2022年10月23日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル、島根大学三瓶演習林
参 加 者 16名(欠席2名)
活動内容 最初にサヒメルに集合し、木を測るという今回のテーマとスケジュールを確認した後、バスで島根大学の三瓶演習林へ移動しました。演習林では島根大学の先生の指導の下、午前中は樹木の直径を測る方法、午後は樹木の高さを測る方法についてそれぞれ学び、実際に野外に生えた樹木の測定に挑戦しました。直接測定が難しい大きな立木でも、道具や計算を使って測定ができることを学ぶことができました。

活動報告

10:00~10:20 始まりの会、三瓶演習林へ移動
三瓶自然館に集合し、今日のスケジュールを説明しました。今回は木の測定をテーマに夕方まで、同じ三瓶山にある島根大学の三瓶演習林を会場に活動を予定しています。今回は4班に分かれて野外での活動に加え、測定に必要な計算方法も学ぶ予定です。準備をした後、サヒメルのバスに乗り込み三瓶演習林へ移動しました。

 

10:30~12:00 実習1「樹木を測定してみよう①」
三瓶演習林では、島根大学の2名の先生(山下先生、葛西先生)に指導頂きました。午前中は木の太さ(直径)を測る方法について実習を行いました。最初に円柱状のモノの直径の測り方について、大きさの異なる3つ円筒形(単3乾電池、空き缶、サンプル瓶)のをメジャーやノギス、定規を使って挑戦しました。直接直径を測ろうとする班や、円周を測ってから円周率で割って、直径を計算で求める班などありました。生えている木では、そのまま直径を測ることが難しいため、計算で産出したり、直径巻尺や大型ノギスを使って測定する方法を学び、実際に野外に生えている木で測定を実践しました。
生きた樹木の円周(幹回り)を測る際は、測る位置(高さ)を決めて測るなど、測る際のルールについても学びました。

 

12:00~12:45 昼食休けい

12:45~15:00 実習2「樹木を測定してみよう②」
午後からは木の高さを測るための実習です。まずは実習室で、木の高さを測る方法について発表してもらいました。木を切り倒して測る、飛行機やドローンを使って測定するなど直接木を測る方法と、木までの距離と角度を利用して計算で導くという2つのパターンの案がありました。山では直接、樹高を測定することは難しいため木までの距離と見上げた角度の関係を利用して高さが求められることを学びました。小学校では学習しないタンジェントを使って高さが求められることを教わり、角度計を自作しました。
その後、野外に出て実際に樹高を計算で求めてみました。合わせてバーテックスやブルーメライス測高器という調査で使用する樹高測定器を使っての測定体験することができました。

 

15:00~15:40 まとめ、活動日誌をかこう
植物の根の役割について、みんなが調べたことを発表し、山下先生から草本と木本の違い、根の役割や菌類との関係について解説を受けました。最後にみんなからの質問で、樹高を測定するのにかかる時間や演習林で研究している内容について質問があり、山下先生に答えて頂きました。そして、今日の活動した内容を日誌にまとめました。

 

 

 

 

 

 

 

15:40~16:00 次回の案内、終了
次回の活動スケジュールと課題について説明した後、バスでサヒメルへ戻り、今回の活動を終了しました。次回の活動は11月6日(日)です。

 

第5回の活動日 11月6日(日)10:00~16:00

第3回活動 恐竜展見学と太陽観察

概要

日  時 2022年9月11日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル
参 加 者 12名 欠席6名
活動内容 第3回のサヒメル科学探険隊の活動。前回配った今日の活動に関連した課題の解答をみんなから発表してもらい事前学習した後、午前中は恐竜の企画展をワークシートを解きながら見学しました。午後からはペーパークラフト工作を行い、現在も運用されている太陽観測衛星ひのでを製作しました。その後新館5階に移動し、望遠鏡を使って太陽観察を行い、黒点を見たり、太陽について解説を受け、詳しく学ぶことができました。

 

活動報告

10:00~10:30 始まりの会、課題の答え合わせ
今回の活動スケジュールの紹介をした後、前回出した課題の答えを隊員のみんなに発表してもらいました。恐竜の化石に関すること、島根で恐竜化石が見つかっていない理由、太陽で最も高温になる場所などを自分で調べたり考えたりしたことについて、たくさん発表してくれました。いずれも今日の第3回活動に関する内容ばかりです。しっかり活動を頑張りましょう。

 

 

10:30~11:50 実習1 サヒメル夏の企画展 恐竜展見学
3班に分かれ、サヒメルで開催中の夏の企画展「恐竜の世界へ行ってみた」の見学をワークシートを解きながら行いました。本館2階と企画展示室にある恐竜の展示を見ながら、化石の特徴や中国地方で見つかっている化石、恐竜と鳥類の関係、白亜紀時代の環境について、問題を解きながら学びました。恐竜時代は二酸化炭素濃度が高く、現在よりも海水面が200mも高かったとの推測があり、現在だと隊員みんなが住んでいる場所のほとんどが水没しまうことなど、現在との環境の違いについても、実感することができました。

 

11:50~12:40 昼食休けい

12:40~13:50 実習2 太陽観測衛星ひのでを作ってみよう
午後の活動の最初は、ペーパークラフトでみんなが生まれる前の2006年に種子島から打ち上げられ、現在も観測を行っている太陽観測衛星ひのでをペーパークラフトで作ることに挑戦しました。まず最初は、少し厚めの紙にプリントされたひのでのパーツをすべてハサミで切り出します。その次に組立の前段階として、折り目を付けていきます。切り出すことも大変ですが、小さなパーツにあるたくさんの折り目を1つ1つ付けるのはとても大変で、根を上げる隊員もいました。その後は各パーツを組立てながらボンドで接着していきます。この作業段階までくると、次第に形が出来上がってくるので隊員のみんなも元気に取組み、1時間ほどでほとんどの隊員が作り上げることができました。左右に伸びた太陽電池パネルに3つの望遠鏡を備えてひのでが完成です。

 

 

13:50~14:50 実習3 太陽の観察
午後の活動の2つ目は新館5階に移動しての太陽観察です。雲の多い天気でしたが、天体観察室で太陽が顔を出すのを待ちました。昨年も実施して観察できませんでしたが、今年は晴れ間もあり、太陽観察グラスで観察し、見た目の大きさが月と同じくらいに見えること、望遠鏡での観察で複数の小さな黒点も実際に観察し、太陽の表面温度や粒状の黒点1つで地球1個分の大きさがあることなどを学びました。

 

14:50~15:00 休憩

14:50~16:00 活動日誌をかこう
今回の活動内容をまとめ、活動日誌に記入しました。1日さまざまな活動を行い、恐竜や太陽のことなど、初めて知ったこと、学んだことがたくさんあったと思います。それぞれが感じたことをまとめて文章とスケッチでまとめました。
次回の活動では、大学の先生と一緒に野外での活動を予定しています。服装や準備物を確認の上、参加してください。次回も一緒に活動を頑張りましょう。

 

次回の活動は10月23日(日)です。三瓶山にある島根大学の演習林に出かけ、大学の先生の指導の下、樹木の種類を調べたりさまざまな部位を測定し特徴を学ぶ予定です。

第4回の活動日 10月23日(日)10:00~16:00
集合場所:三瓶自然館レクチャールーム

第2回活動 三瓶山の自然を調べよう!

概要

日  時 2022年6月12日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル、北の原、名号登山道
参 加 者 15名 欠席3名
活動内容 第2回のサヒメル科学探険隊の活動。最初にみんなにルーペを配り、ルーペの使い方を学んだ後、3つの班に分かれて北の原に出て、草原の草花や生きものを探しました。ちょうど姫逃池ではカキツバタの保全作業中で、除草作業の様子や池の生き物も見ることができました。昼食休憩の後、午後からは、森林へ向かい、登山道の1つである名号コースに入り、道沿いで見られる動植物を観察しました。近い場所では草原と森林では異なる生物が見られることを実感することができました。サヒメルに戻ってから、今日の探険隊の活動を活動日誌にまとめ、感想を発表しました。

 

活動報告

10:00~10:30 始まりの会、課題の答え合わせ
今日の活動予定について説明と今日が今年初めての隊員1名の紹介をした後、前回出した課題の答え合わせを行いました。みんなの住んでいる標高と、サヒメルや三瓶山の標高の違いと気温との関係について、解いてもらい、三瓶山では大きく気温が下がることを学びました。また今日見られる可能性のあるモリアオガエルの事前学習として、大きさも調べて発表してもらいました。

 

 

10:20~10:40 今日の活動の説明と準備
今日は、天気も良いので午前、午後と野外で活動することを伝え、3班に分かれて活動するため、班についてサポート頂くインタープリターの講師2名を紹介しました。そして、観察で使えるルーペを配り、使い方を学びました。ルーペは虫メガネよりもレンズが小さく、慣れるまでは使いにくいかもしれませんが、高倍率のため詳しく観察するのに向いでいます。活動中に使用して使い方に慣れていきましょう。

 

10:40~12:00 三瓶山の自然をみんなで調べよう①
3班に分かれて野外活動開始です。午前中は北の原の草原と姫逃池周辺に出かけて活動しました。さまざまな動植物が見られますが、特に見つけて欲しいターゲットとする6種類の花や生物の写真を配り、それぞれの班が探しながら記録していきました。姫逃池ではちょうど同日に実施されていた姫逃池保全作業中で、多くの人が池に入って除草作業を行っていました。作業の様子を見学していると、除草した外来種のセイヨウスイレンや池の中にいたモリアオガエルなどを持ってきてくださり、直接観察することができました。活動時間内に、ターゲット以外の動植物も含めて次々と発見することができ、あっという間に予定の時間となってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

12:00~12:50 昼食休けい

12:50~15:00 三瓶山の自然をみんなで調べよう②
午後は、今度は草原の奥にある森林に入って活動しました。山頂まで続く登山道の1つである名号登山道のコースは、ずっと森林の中を進むルートです。今日はそのうちのほんの一部だけですが、なだらかな林内の道を班ごとに歩いて動植物を観察していきました。森林コースでは草原とは異なるターゲットも探しながら、草原では見られなかった樹木の花や実、種子、鳥などたくさん見つけることができました。初めて登山道を歩く隊員も多かったようで、自然豊かな三瓶山の森の自然を実感できたようでした。

 

15:00~16:00 活動日誌をかこう
今日の活動内容をまとめ、活動日誌に記入しました。天気もよく1日野外で活動することができました。たくさん歩いて体力的にも疲れたと思いますが、さまざまな環境でこの季節に見られる自然や生き物たちをたくさん観察することができました。感想では、草原と森林で見つけられる生きものが違ったこと、絶滅危惧種になっているような珍しい生き物に出会えて良かったなどの発表があり、国立公園である三瓶山の自然環境を学ぶことができました。

 

次回の活動は9月11日(日)です。サヒメルで開催中の夏の企画展「恐竜展」に関連した活動や太陽の観察などを行う予定です。

 

第4回の活動日 9月11日(日)10:00~16:00
集合場所:三瓶自然館レクチャールーム

第1回活動 外来種はどこにいる?学んで探そう!

概要

日  時 2022年5月22日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル、北の原
参 加 者 17名(欠席1名)
活動内容 今年1回目のサヒメル科学探険隊の活動。最初にサヒメル科学探険隊の活動の紹介と参加者全員に隊員証を渡して活動開始。午前中は、館内でワークシートを使って展示を詳しく見学し、その後今回のメインテーマである外来種に関する展示を見て外来種について学びました。午後からは三瓶山北の原に出て、実際に野外で外来種を探し、多くの外来種が入っていることを確認しました。最後に今日の探険隊の活動を活動日誌にまとめ、感想を発表しました。

 

活動報告

10:00~10:30 始まりの会 
全員が集合し、予定通り10時から活動を始めました。皆木隊長と松村副隊長のあいさつの後、サヒメル科学探険隊の活動目的などを紹介しました。そしてサヒメル科学探険隊の隊員証を1人1人に手渡し、隊員みんなが1人ずつ自己紹介をしました。今回は昆虫や生き物が好きな隊員が多いようです。
今年は全員で18名が参加して活動を行います。昨年から続けて参加する子も初めて参加する子もみんな自然や科学が大好きな子どもたちです。慣れない活動もあると思いますが、みんなで一緒にがんばりましょう。

 

10:30~11:00 サヒメルの館内見学
最初の活動はオリエンテーリングを兼ねて、3班に分かれて、班ごとに館内の展示を見ながらワークシートを解きました。みんなサヒメルには何度も来たことがあるようですが、ワークシートの問題は、地学や絶滅危惧種、外来種に関する問題など展示をよく知っていないとわからないものばかり。1人で解くのは難しい問題もあったと思いますが、班のみんなで協力して答えやヒントを探し、問題を解いていきました。おそらく今回初めて気がついた展示や内容もあったと思います。また初めて参加する隊員のみんなも、他の隊員たちと少し打ち解けて一緒に活動ができたようでした。

 

11:30~12:00 外来種を見つけよう①
続いて、第1回の活動のテーマ、外来種についてサヒメルの春の企画展の展示を見ながら、ワークシートを解いていきました。種類を答える問題に加え、展示パネルを読んで考えて、答える問題もありましたが、みんなこちらの予想よりも早く解き終えました。全員で答え合わせをして、どんな外来種がいるのかはもちろん、渡り鳥と外来種の違いや外来種がどうやって日本にやってきたのかなど、理由や問題について詳しく学びました。

 

12:00~12:45 昼食休けい

 

12:45~15:00 外来種を見つけよう② 
午後からは野外で外来種を見つける活動しました。まずサヒメルのある三瓶山は国立公園に指定されており、特に自然を保護している場所であることを知ってもらいました。その後、北の原で見られる外来種をプリントを配って説明をした後、野外に出かけてみんなで外来種を探しました。探してみると、国立公園の中にも植物を中心に多くの外来種があることがわかりました。合わせて絶滅危惧種になっているオキナグサや大田市の天然記念物になっている、姫逃池のカキツバタ群落の花と外来種のセイヨウスイレンの繁殖の様子を観察しました。

 

15:00~16:00 活動日誌をかこう
今回の活動した内容を活動日誌にまとめました。体験したことや学んだ内容を文章にまとめ、記録することも大切な探険隊の活動です。また活動の中で印象に残った感想を発表してもらいました。身近に見られる生きものにも外来種が含まれていることに驚いた参加者もいたようです。実は、国立公園内よりも人が住んでいる場所や港などで多くの外来種が見られるはずです。ぜひ探してみましょう。
最後に次回の活動スケジュールと次回までに解いてくる課題を配り、第1回の活動を終了しました。
第2回の活動は梅雨時期なので天気が心配ですが、今回に続いて野外での調査と森に入っての活動も予定しています。しっかり準備して次回の活動も頑張りましょう。

 

第2回の活動日  6月12日(日)10:00~16:00
集合場所:三瓶自然館レクチャールーム