第2回活動 樹液に集まる生き物観察/ゾウの企画展で学ぼう
2020年11月22日
■概要
日 時 2020年9月6日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル、北の原
参 加 者 7名
活動内容 第1回の活動が荒天で中止となったため、今回が最初のサヒメル科学探険隊の活動。最初にサヒメル科学探険隊の活動の紹介と参加者全員に隊員証を渡して活動開始。午前中は、樹液に集まる昆虫について、展示標本を観察したり野外に出てこの時期に見られる昆虫たちを観察しました。午後からは夏の企画展「ゾウ」展の見学をし、ワークシートを見ながら、日本で滅んでしまった昔のゾウたちについて化石や展示物を見て学びました。最後に今日の探険隊の活動を活動日誌にまとめ、感想を発表しました。
■活動報告
10:00~10:30 始まりの会
皆木隊長と松村副隊長のあいさつの後、サヒメル科学探険隊の探険隊の活動目的などを話しました。そしてサヒメル科学探険隊の隊員証を1人1人に手渡し、、隊員みんなが1人ずつ自己紹介をしました。住んでいる場所はちがいますが、昨年から続けて参加する子も初めて参加する子もみんな自然や科学が大好きな子どもたちです。一緒にがんばりましょう。
10:30~12:10 樹液トラップをつくろう
大きな台風が接近していたため、みんなでトラップを作成することは止めて、まずは館内での活動です。樹液に来る昆虫について、みんなが知っている昆虫を挙げてもらいました。多くの昆虫が樹液を利用することを学んだ後、サヒメルの館内にある展示で樹液に集まる昆虫の種類とその強さについて考えて、ワークシートに記入しました。その後野外に出て、樹液の出ている木の観察と隊長が作った樹液トラップを設置しました。樹液に来ている昆虫は少なかったですが、虫の好きな隊員が多く、樹液に関係なくいろんな昆虫を見つけて観察することができました。
12:10~13:00 昼食休けい
昼食後に時間があったので、難問のクワガタムシクイズをしました。途中までしかできませんでしたが、図鑑使って解答をさがしたりして、とても盛り上がりました。
13:00~14:00 トラップの観察と昆虫観察
午後からは野外での活動です。トラップにはアリがたくさん集まっていました。樹液の出ていた木の地面を探すと、夜に集まってきていたと思われる昆虫の頭部や翅の一部などの死骸をたくさん見つけることができました。昼間に見ることはできませんでしたが、夜にはいろいろな種類の昆虫が集まっていたことをうかがわせる証拠になります。死骸の種類はミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、アカアシクワガタ、コクワガタ、オオゾウムシなどでした。台風の接近のため、すぐに天気が悪くなるかと思いましたが昼過ぎまでは天気がもったため、野外の活動も無事できました。
14:00~15:00 ゾウの企画展見学と探検隊ワークシート
サヒメルで開催している夏の企画展「ゾウ」について、ワークシートを解きながら見学しました。かつては日本に、そして島根にも生息していたゾウの化石を見ながら、絶滅したナウマンゾウやマンモスについて学びました。難しい設問もあったと思いますが化石からわかったこと、まだわかっていなことについて、知識を深めることができたでしょうか?
15:00~16:00 活動日誌をかこう
今日1日に活動した内容を活動日誌に記入しました。体験したことや学んだ内容を文章にまとめ、記録することも大切な探険隊の活動です。また活動した内容で印象に残ったことを感想を記入し、発表してもらいました。初めて会う隊員たちとの活動はいかがでしたでしょうか?今まで以上に自然に関心をもつきっかけとなれば幸いです。
次回の活動は10月25日(日)です。今回に続いて、野外での調査を予定しています。環境を測定する特殊な機器も使う予定ですので、楽しみにしていてください。