第4回「クマムシを探せ!/月食を学ぼう」
2014年10月15日
概要
日 時 2014年10月4日(日)10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル
参 加 者 11名(欠席4名)
顕微鏡の使い方を学び、各自で採取してきたコケを使って、クマムシなどのコケの中の小さな生きものを観察しました。その後、今月起こる月食について、その仕組みと何時頃どのように見えるのか、観察のポイントを学びました。
活動内容
10:00~10:30 事前課題の発表
前回の課題であったクマムシがどんな生きものなのか、調べてきたことを発表しました。クマムシは緩歩(かんぽ)動物という仲間になること、緩歩とはクマムシがゆっくり歩く様子から付けられたこと、大きさは50μmから1.7mmとごく小さな生きものですが、高温や低温にも強く、電子レンジや宇宙空間でも生きていたことなどの発表がありました。
10:30~11:00 コケの中の生き物観察①
各自で取って来たコケから生きものを見つけるために、まずペットボトルを加工してコケから生きものを集める装置を作りました。その後、水を入れてコケをつめて装置の完成です。このまましばらく置いて、午後から生き物を観察します。
11:00:~12:00 コケの中の生きもの観察②
これからの観察の方法の説明を受けた後、午後に使う顕微鏡の使い方を実際に使って学びました。使用した顕微鏡は倍率20倍でかなり大きく見えますが、これでもクマムシを見るにはぎりぎりの倍率です。
12:00~12:45 昼食休けい
12:45~13:45 コケの中の生きもの観察③
午前中にコケをセットした装置から、水中に沈んだ土や砂と一緒にスポイトで吸い取り、顕微鏡の下で生きものがいないか探しました。最初ははなかなか見つけられませんでしたが、レンズの向こうでわずかに動く生きものを見つけると歓声があがりました。自分のコケからはあまり生きものが見つけられなかった人もいましたが、みんな自分で生きものを見つけることができました。念願のクマムシも2種類はいたようです。
13:45~14:15 まとめ①
みんなの感想から、わずかなコケの中にとても小さな生きものがたくさん暮らしていることが印象に残ったようです。また、クマムシがいたコケ、見つからなかったコケの違いについても考えて、発表しました。
14:15~15:15 月食を知ろう
今月8日夜に起こる皆既月食について、天文隊長の竹内さんと一緒に学習しました。よく似た仕組みで起こる日食と合わせて、太陽と月、地球の位置の関係を学び、最後に月食の観察用紙をいただきました。観察できた人はぜひ、観察結果を記入して提出してください。
15:15~16:00 今日のふりかえりと次回の案内
次回は11月、5回目の活動で今年度は最終回となります。これまでのサヒメル科学探険隊の活動をみんなでまとめて、館内に掲示します。課題も出ていますので、次回の活動日までに考えてきてください。
保護者の方の感想
- 毎回とても楽しそうに参加して、帰ってくると、自慢げに知ったことを話してくれます。
- 苔の中の生物、月食について学んだことを、そのまま講義してくれました。初回から、探検隊の日は、持ち帰った資料や、図鑑、百科事典をフル活用して、講義をしてくれます。親子で学ぶことができて楽しいです。
- 今年も活動に参加させていただいたこと、月1で町を離れることによることにより、自然の中へ導いてくださるきっかけさえもくださったサヒメル科学探検隊事業に感謝しています。本当にありがとうございます。