第3回「ダンゴムシのひみつをさぐろう」
2014年9月21日
概要
日 時 2014年9月7日(日)10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル
参 加 者 14名
午前中にダンゴムシとワラジムシを各自採集し、ダンゴムシのスケッチや体のつくりを観察しました。その後、実験に使うダンゴムシ用の迷路を作り、午後からはダンゴムシとワラジムシを使って、迷路をどのように移動するのか、その結果を記録しまとめました。実験結果から、歩き方の傾向とその理由をみんなで考えました。
活動内容
10:00~10:30 事前発表
前回の課題で出た、ダンゴムシの仲間やその特徴について発表してもらいました。ダンゴムシの脚の数はふつう14本、近い仲間にはワラジムシやフナムシがいることなどの発表がありました。
10:30~11:30
野外でダンゴムシを見つけよう・ダンゴムシのスケッチ
野外に出て、ダンゴムシとワラジムシを探しました。意外に見つからず、苦労した人も多かったようです。見つけた後はルーペを使って観察しながらスケッチをしました。小さいながらも目があることなどを確認しました。
11:30~12:00 迷路作り
各自が型紙を切って、T字路が2回続くダンゴムシ用の迷路を作りました。午後に使うこの迷路は今回のお土産です。
12:00~12:45 昼食休けい
12:45~13:30 ダンゴムシのひみつをさぐろう①
午前中にみんなが捕まえたダンゴムシを使って、迷路を歩かせる実験をしました。中にはカベを登ってしまうダンゴムシもいましったが、実験の結果を班でまとめて発表すると、いずれも右左、もしくは左右と交互に曲がって歩いていることがわかりました。
13:30~14:30 ダンゴムシのひみつをさぐろう②
さらにワラジムシをつかって、同じ実験をやってみました。ほとんどがダンゴムシと同じように左右交互に曲がって出口に向かうことがわかりました。
14:30~15:00 まとめ・企画展見学
みんなで上手に実験ができたため、きれいな結果が出ました。なぜそうなるのかについては、「アリから逃げるのに都合がよいのでは?」とか「同じところをまわらなくてすむ」などの意見がありました。実際、ダンゴムシは昼間でも暗いところで見つかり、目も小さかったことから、歩き方を決めていることは何か理由がありそうです。これを機会に、身近なダンゴムシの不思議にもさらに興味を持ってもらえたらうれしいです。その後、9月末で終了する夏の企画展「さんべ大昆虫展」を見学して、本日の活動を終了しました。
次回の第4回は10月、不思議な生物として知られるクマムシをテーマに活動します。クマムシに関する課題も出ていますので、次回までに調べてきましょう。
保護者の方の感想
- 久しぶりの探険隊ということで、とても張り切っておりました。昨年の夏休みの課題は月の観察で、子どもも親も頭を使いましたが、今回は身近なダンゴムシだったので、自力で調べることができて満足そうでした。
- いつもありがとうございます。宇宙や星ばかりが好きですが、こうして知識が増えていくのが、親子共々嬉しいです。
- サヒメルから持ち帰ったダンゴムシをケースに入れて買っています。キンモクセイの落ち葉を入れましが、食べた形跡がなく、キャベツを入れてみたり、煮干しを入れてみたり試行錯誤しています。とても楽しそうです。
- グループで実験結果をまとめた様子を、資料で見せて説明してくれました。夏休みの研究で、実験を表にまとめる作業を経験した直後のまとめ学習だったこともあり、次回の自由研究に生かすことができるねと話していました。
- 次回のクマムシについて「どんな虫なんだろう!?」と期待していました。