サヒメル科学探検隊

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活動報告

第2回活動「土の中の生きものをしらべよう」

概要

日  時 2016年6月12日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル、北の原
参 加 者 7名(3名欠席)
活動内容 午前中に三瓶山の林の中で土を採取し、まずは目で見つけられる大きさ生きものを探して観察しました。合わせてみんながペットボトルで作ったツルグレン装置をセットして、小さな生きものを採集する準備をしました。午後からは、ツルグレン装置で集めた目では見つけられないような小さな生きものを顕微鏡を使って観察をしました。その後、観察した生きものの種類を調べ、記録しました。最後に今日の探険隊の活動を活動日誌にまとめ、感想を発表しました。

 ■活動内容

10:00~11:00 始まりの会、森の土を観察しよう
 第2回の活動開始です。前回からの課題でみんなが作成してきた三等分に切ったペットボトルの1つにメッシュネットを被せ、土の中の小さな生きものを採集するトラップ、ツルグレン装置として使えるよう準備しました。このあと、北の原の林に出かけ、各自が生きもののたくさんいそうな土を選んで採取し持ち帰りました。この後の結果に影響するので、みんな一生懸命生きもののたくさんいそうな土を選んでいました。

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11:00~11:30 ツルグレン装置をセットしよう
OLYMPUS DIGITAL CAMERA みんなが事前に準備してきた、加工したペットボトルの口の部分にネットをかけて、採取してきた土を入れます。ネットを抜けて落ちてくる虫を入れる小さな容器に水を溜めて、上からライトで照らせば準備はOKです。これから3時間ほどこのまま置いて、土の中に隠れている虫たちを取り出して集めます。

 

 

 

11:30~12:00 土の中の生きものを探そう
 この後、館内に戻って自分たちが取ってきた土の中に生きものがいないか、目視で探して採集しました。大きなミミズなども見つかりましたが、多くは数ミリほどのアリやムカデなどのとても小さな生きものたちでした。目を凝らさないとなかなか見つけられませんでしたが、わずかに動く生きもの気配を探して採集しました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA無題

 

12:00~12:45 昼食休けい

12:45~13:20 生きものの名前をしらべよう
  午後からは採集した生きものを図表を使って、名前を調べました。小さい上によく似たものもあり、最初は戸惑っているようでしたが、慣れてくると見分けられるようになっていました。目で見つけられる生きものを調べた後は、顕微鏡の使い方を学びました。昨年も使っている隊員もいますが、初めて使う人もいたのでまずは顕微鏡を自分で使えるように、覗き方やピントの合わせ方などを練習しました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA土の中の生きもの

 

13:20~15:00 顕微鏡での観察とスケッチ
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 今度はツルグレン装置を使って集めた、かなり小さな生きものの観察です。ここで顕微鏡の出番です。肉眼では発見できないような1ミリ程度の小さな生きものを各自が顕微鏡を使って、見つけ出します。
 そうすると、肉眼では見つけられなかった小さな生きものがたくさん見つかりました。見つけた生き物の名前を調べ、スケッチをしました。

 

 

15:00~16:00 まとめ、次回の活動紹介
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 午後の活動を活動日誌に記入し、感想を発表して第2回の活動が終了しました。隊員からは、土の中の生きものの習性を利用したツルグレン装置の仕組みに驚いた、土の中にもたくさんの小さな生きものがいた、また別の場所の土でやってみたいなどの感想の発表がありました。
 次回の第3回活動は8月7日(日)です。次回の活動に関する宿題も出ていますので、次の活動日までに準備して8月の活動に備えましょう。

 

 

第3回の活動日 8月7日(日)10:00~16:00
         集合場所:新館4階入り口前