サヒメル科学探検隊

お問い合わせは0854-86-0500まで

活動報告

第2回活動 三瓶山の自然を調べよう!

概要

日  時 2022年6月12日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル、北の原、名号登山道
参 加 者 15名 欠席3名
活動内容 第2回のサヒメル科学探険隊の活動。最初にみんなにルーペを配り、ルーペの使い方を学んだ後、3つの班に分かれて北の原に出て、草原の草花や生きものを探しました。ちょうど姫逃池ではカキツバタの保全作業中で、除草作業の様子や池の生き物も見ることができました。昼食休憩の後、午後からは、森林へ向かい、登山道の1つである名号コースに入り、道沿いで見られる動植物を観察しました。近い場所では草原と森林では異なる生物が見られることを実感することができました。サヒメルに戻ってから、今日の探険隊の活動を活動日誌にまとめ、感想を発表しました。

 

活動報告

10:00~10:30 始まりの会、課題の答え合わせ
今日の活動予定について説明と今日が今年初めての隊員1名の紹介をした後、前回出した課題の答え合わせを行いました。みんなの住んでいる標高と、サヒメルや三瓶山の標高の違いと気温との関係について、解いてもらい、三瓶山では大きく気温が下がることを学びました。また今日見られる可能性のあるモリアオガエルの事前学習として、大きさも調べて発表してもらいました。

 

 

10:20~10:40 今日の活動の説明と準備
今日は、天気も良いので午前、午後と野外で活動することを伝え、3班に分かれて活動するため、班についてサポート頂くインタープリターの講師2名を紹介しました。そして、観察で使えるルーペを配り、使い方を学びました。ルーペは虫メガネよりもレンズが小さく、慣れるまでは使いにくいかもしれませんが、高倍率のため詳しく観察するのに向いでいます。活動中に使用して使い方に慣れていきましょう。

 

10:40~12:00 三瓶山の自然をみんなで調べよう①
3班に分かれて野外活動開始です。午前中は北の原の草原と姫逃池周辺に出かけて活動しました。さまざまな動植物が見られますが、特に見つけて欲しいターゲットとする6種類の花や生物の写真を配り、それぞれの班が探しながら記録していきました。姫逃池ではちょうど同日に実施されていた姫逃池保全作業中で、多くの人が池に入って除草作業を行っていました。作業の様子を見学していると、除草した外来種のセイヨウスイレンや池の中にいたモリアオガエルなどを持ってきてくださり、直接観察することができました。活動時間内に、ターゲット以外の動植物も含めて次々と発見することができ、あっという間に予定の時間となってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

12:00~12:50 昼食休けい

12:50~15:00 三瓶山の自然をみんなで調べよう②
午後は、今度は草原の奥にある森林に入って活動しました。山頂まで続く登山道の1つである名号登山道のコースは、ずっと森林の中を進むルートです。今日はそのうちのほんの一部だけですが、なだらかな林内の道を班ごとに歩いて動植物を観察していきました。森林コースでは草原とは異なるターゲットも探しながら、草原では見られなかった樹木の花や実、種子、鳥などたくさん見つけることができました。初めて登山道を歩く隊員も多かったようで、自然豊かな三瓶山の森の自然を実感できたようでした。

 

15:00~16:00 活動日誌をかこう
今日の活動内容をまとめ、活動日誌に記入しました。天気もよく1日野外で活動することができました。たくさん歩いて体力的にも疲れたと思いますが、さまざまな環境でこの季節に見られる自然や生き物たちをたくさん観察することができました。感想では、草原と森林で見つけられる生きものが違ったこと、絶滅危惧種になっているような珍しい生き物に出会えて良かったなどの発表があり、国立公園である三瓶山の自然環境を学ぶことができました。

 

次回の活動は9月11日(日)です。サヒメルで開催中の夏の企画展「恐竜展」に関連した活動や太陽の観察などを行う予定です。

 

第4回の活動日 9月11日(日)10:00~16:00
集合場所:三瓶自然館レクチャールーム