サヒメル科学探検隊

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活動報告

第1回活動 外来種はどこにいる?学んで探そう!

概要

日  時 2022年5月22日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル、北の原
参 加 者 17名(欠席1名)
活動内容 今年1回目のサヒメル科学探険隊の活動。最初にサヒメル科学探険隊の活動の紹介と参加者全員に隊員証を渡して活動開始。午前中は、館内でワークシートを使って展示を詳しく見学し、その後今回のメインテーマである外来種に関する展示を見て外来種について学びました。午後からは三瓶山北の原に出て、実際に野外で外来種を探し、多くの外来種が入っていることを確認しました。最後に今日の探険隊の活動を活動日誌にまとめ、感想を発表しました。

 

活動報告

10:00~10:30 始まりの会 
全員が集合し、予定通り10時から活動を始めました。皆木隊長と松村副隊長のあいさつの後、サヒメル科学探険隊の活動目的などを紹介しました。そしてサヒメル科学探険隊の隊員証を1人1人に手渡し、隊員みんなが1人ずつ自己紹介をしました。今回は昆虫や生き物が好きな隊員が多いようです。
今年は全員で18名が参加して活動を行います。昨年から続けて参加する子も初めて参加する子もみんな自然や科学が大好きな子どもたちです。慣れない活動もあると思いますが、みんなで一緒にがんばりましょう。

 

10:30~11:00 サヒメルの館内見学
最初の活動はオリエンテーリングを兼ねて、3班に分かれて、班ごとに館内の展示を見ながらワークシートを解きました。みんなサヒメルには何度も来たことがあるようですが、ワークシートの問題は、地学や絶滅危惧種、外来種に関する問題など展示をよく知っていないとわからないものばかり。1人で解くのは難しい問題もあったと思いますが、班のみんなで協力して答えやヒントを探し、問題を解いていきました。おそらく今回初めて気がついた展示や内容もあったと思います。また初めて参加する隊員のみんなも、他の隊員たちと少し打ち解けて一緒に活動ができたようでした。

 

11:30~12:00 外来種を見つけよう①
続いて、第1回の活動のテーマ、外来種についてサヒメルの春の企画展の展示を見ながら、ワークシートを解いていきました。種類を答える問題に加え、展示パネルを読んで考えて、答える問題もありましたが、みんなこちらの予想よりも早く解き終えました。全員で答え合わせをして、どんな外来種がいるのかはもちろん、渡り鳥と外来種の違いや外来種がどうやって日本にやってきたのかなど、理由や問題について詳しく学びました。

 

12:00~12:45 昼食休けい

 

12:45~15:00 外来種を見つけよう② 
午後からは野外で外来種を見つける活動しました。まずサヒメルのある三瓶山は国立公園に指定されており、特に自然を保護している場所であることを知ってもらいました。その後、北の原で見られる外来種をプリントを配って説明をした後、野外に出かけてみんなで外来種を探しました。探してみると、国立公園の中にも植物を中心に多くの外来種があることがわかりました。合わせて絶滅危惧種になっているオキナグサや大田市の天然記念物になっている、姫逃池のカキツバタ群落の花と外来種のセイヨウスイレンの繁殖の様子を観察しました。

 

15:00~16:00 活動日誌をかこう
今回の活動した内容を活動日誌にまとめました。体験したことや学んだ内容を文章にまとめ、記録することも大切な探険隊の活動です。また活動の中で印象に残った感想を発表してもらいました。身近に見られる生きものにも外来種が含まれていることに驚いた参加者もいたようです。実は、国立公園内よりも人が住んでいる場所や港などで多くの外来種が見られるはずです。ぜひ探してみましょう。
最後に次回の活動スケジュールと次回までに解いてくる課題を配り、第1回の活動を終了しました。
第2回の活動は梅雨時期なので天気が心配ですが、今回に続いて野外での調査と森に入っての活動も予定しています。しっかり準備して次回の活動も頑張りましょう。

 

第2回の活動日  6月12日(日)10:00~16:00
集合場所:三瓶自然館レクチャールーム