サヒメル科学探検隊

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活動報告

第1回活動 国立公園で自然観察/学芸員の仕事体験

概要

日  時 2024年5月26日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル、北の原
参 加 者 21名
活動内容 第1回目サヒメル科学探険隊の活動。サヒメル科学探険隊の活動目的を紹介した後、参加者全員に隊員証を渡して活動を開始しました。午前中は4つの班に分かれて館内でワークシートを使って展示を見学、その後は野外に出かけ三瓶さんが国立公園であること、活火山である三瓶山の岩石や北の原で見られる動植物を観察しました。午後からは博物館で働く学芸員の仕事体験として、博物館に標本がある理由を学び昆虫標本づくりに挑戦しました。最後に今回の探険隊の活動を活動日誌にまとめ、第1回の活動を終了しました。

 

活動報告

10:00~10:30 始まりの会

今年最初のサヒメル科学探険隊の活動が始まりました。今年は隊員21名で活動を行います。サヒメル科学探険隊の活動目的や担当する隊長、副隊長を紹介した後、参加者にサヒメル科学探険隊の隊員証を1人1人に渡しました。その後、隊員みんなが1人ずつ自己紹介をしました。
今年も県内外のさまざまなな地域から参加があり、生物や鉱物などいろいろ興味をもつ子供たちが集まりました。1年間一緒に活動をしていきましょう。

 

10:40~11:10 サヒメルの館内見学
最初の活動は4班に分かれて、班ごとに館内の展示を見ながらワークシートを解きました。始めてサヒメルに来た参加者もいたため、班で一緒に行動しながら館内の配置を理解しつつワークシートの問題を展示を見ながら解いていきました。企画展示室の展示はちょうど今日が期間最終日で、鳥に関連した展示をしっかり学ぶことができました。全問解けたら新館4階に集合し、みんなで答え合わせをしました。

 

11:20~12:15 国立公園を知ろう
この時間は地学担当の今井学芸員も加わり、館内にある立体模型で三瓶山が国立公園に含まれていることを確認した後、野外へ出かけました。北の原にある大きな岩がデイサイトと呼ばれる火山由来の石であること、観察するとその石の中に斜長石や黒雲母など小さな鉱物がたくさん含まれていることを教えてもらいました。その後は姫逃池のカキツバタを観察したり、池の周りで見られる生物を探しながら、国立公園の自然を学びました。

 

12:15~13:00 昼食休けい

 

13:00~15:00 学芸員の仕事を体験しよう
午後からは今回のメインの活動である学芸員の仕事の1つを体験しました。まず博物館にはたくさんの標本やはく製がありますが、その理由ついてみんなに考えてもらいました。博物館では展示はもちろん、調査や研究のために標本を作成し活用しています。今度のサヒメルの夏の企画展はハチがテーマのため、今回はみんなにスズメバチの標本づくりにチャレンジしてもらいました。標本づくりに使用する道具類を1つ1つ紹介し、作り方を学んでから、標本づくりに取り組みました。
虫に針を刺すところから形を整える展足作業まで、いくつも注意しなければならない点があり、ほとんどの隊員が初めての体験で苦戦していましたが、みんな集中して取り組み1匹ずつ標本を作成していきました。今回みんなが作った標本はサヒメルでの展示で使用すると聞いて、みんな根気よく標本作りに挑戦し、何匹も作成している人もいました。作った標本は1ヶ月ほど乾燥させ、次回の活動で標本箱へ並べ替えて完成させる予定です。

 

15:00~16:00 活動日誌をかこう
今回活動した内容を活動日誌に文章とイラストでまとめました。みんなからは、針を刺すのは勇気がいった、標本づくりは難しかったがやってみると楽しかった、初めてスズメバチをこんなに観察したなどたくさんの感想がありました。この活動を通じで、博物館に展示されている標本にさらに興味をもって見てもらえれば嬉しいです。最後に次回の活動スケジュールを紹介し、第1回の活動を終了しました。
第2回の活動はクマムシの観察を中心に活動する予定です。とても小さな生き物の観察になりますので、次回の活動も頑張りましょう。

 

第2回の活動日  6月23日(日)10:00~16:00
集合場所:三瓶自然館レクチャールーム