サヒメル科学探検隊

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活動報告

第1回活動 国立公園を知ろう/学芸員の仕事体験

概要

日  時 2025年5月25日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル、北の原
参 加 者 16名(欠席2名)
活動内容 今年度最初のサヒメル科学探険隊の活動。全員が自己紹介をした後、午前中は3つの班に分かれて館内でワークシートを使って企画展と天文の展示の見学しました。雨天だったためその後も引き続き館内で活動し、屋外通路で見つけた生き物や飼育している生物などを観察しました。午後からは博物館で数多く展示している標本やはく製が何ために作成し所蔵されているのか学んだ後、学芸員の仕事体験として、外来種の昆虫で昆虫標本づくりに挑戦しました。そして外来種とは何か、また外来種問題についてみんなで発表しながら学びました。最後に活動日誌に今回の探険隊の活動をまとめ、第1回の活動を終了しました。

 

活動報告

10:00~10:30 始まりの会
今年最初のサヒメル科学探険隊の活動が始まりました。今年は隊員18名で活動を行います。サヒメル科学探険隊を担当する隊長、副隊長を紹介した後、参加者にサヒメル科学探険隊の隊員証を1人1人に渡し、今年度の隊員に任命されました。その後、隊員みんなが1人ずつ自己紹介をしました。
今年も県内外から参加があり、生物や天文、鉱物などさまざまな分野に興味をもつ子供たちが集まりました。一緒に活動する仲間たちと1年間頑張っていきましょう。

 

10:40~11:10 サヒメルの館内見学
最初の活動は、サヒメルの展示内容を詳しく学ぶため、3班に分かれて、班ごとに館内の展示を見ながらワークシートを解きました。企画展示室では本日が開催最終日となる春の企画展「はためく生きもの」と、新館5階の天文展示コーナーにある隕石や惑星展示に関する問題をそれぞれ班のみんなで協力して答えを探しながら解き、館内を回って見学しました。全て解けた班は新館4階に集合し、答え合わせをしました。

 

11:20~12:15 国立公園を知ろう
ここからは野外に出て活動する予定でしたが、あいにく雨天となったため、引き続き館内で活動しました。三瓶自然館のボランティアスタッフであるインタープリターにもお手伝い頂き、屋外通路ではイタヤハマキチョッキリが作った揺籃を見たり、巣穴に出入りするコマルハナバチを見つけて観察しました。また、館内に生体展示されているニホンヒキガエルやニホンイシガメにさわらせてもらい、特徴を観察しました。

 

12:15~13:00 昼食休けい

 

13:00~15:00 学芸員の仕事を体験しよう
午後からは昆虫標本作りにチャレンジしました。博物館にはたくさんの標本やはく製があります。何のためにあるのか、その理由ついてみんなに発表したもらい、博物館では展示はもちろん、調査や研究のための貴重な資料として保存活用していることを紹介しました。昨年はキイロスズメバチの標本作りをしましたが、今回は近年島根県でも確認されるようになった外来種であるマツヘリカメムシの標本を作成しました。
虫にまっすく昆虫針を刺し、その後脚と触角をきれいに広げて形を整えます。慣れないと簡単にはできず、また壊れやすいため苦労していましたが、展足作業を無事終えることができました。その後は外来種とは何かについて、みんなに知っていることを発表してもらいながら外来種について学び、外来種には人の活動が大きく関係していること、そして外来種が日本に定着することによって、いろいろな問題が起きていることを学習しました。さらに、日本から海外へ侵入することで外国で外来種として問題となっている、日本の生物がいることも学びました。

 

15:00~16:00 活動日誌をかこう
今回活動した内容を活動日誌に文章とイラストでまとめました。毎回さまざまな活動に挑戦し、多くのことを学ぶと思いますが、学んだ内容、感じたことを文章にまとめることも探検隊の大事な活動で、毎回行います。午前中からどんなことをしたのか思い出しながら、日誌にまとめました。新しい隊員のメンバーとの活動も楽しかったようです。活動した内容はぜひ保護者の方にも教えてあげてください。言葉で伝えられるようになることも隊員のスキルを上げることに繋がります。
最後にアンケートを書いて、次回のスケジュールと課題を配り、内容を紹介しました。課題は次回の活動に関連した内容となっていますので、考えて書いてきてください。
次回はクマムシと落ち葉の下の生き物について観察する予定です。

第2回の活動日  6月22日(日)10:00~16:00
集合場所:三瓶自然館レクチャールーム