第1回「サヒメル探険/野外生物調査に挑戦」
2014年5月29日
概要
日 時 2014年5月18日(日)
活動場所 三瓶自然館サヒメルと野外(北の原)
参 加 者 14名(1名欠席)
午前中は自己紹介をした後、サヒメルの裏側(バックヤード)を見るサヒメル探険をして、ビジュアルドームの操作や仕組み、博物館の収蔵庫の特徴を学び、内部を見学しました。午後は野外生物調査の方法の1つ、コドラート法という調査法をみんなで行って、北の原にいるアリの数の推定に挑戦しました。
活動内容
10:00~10:30 みんなの自己紹介と隊員証配布
サヒメル科学探険隊の紹介を皆木隊長から行った後、みんなが1人ずつ自己紹介し、1人1人隊員証をもらって正式にサヒメル科学探険隊のメンバーになりました。
10:30~10:50 探険隊ワークシート
企画展示室に移動し、島根県で数が少なくなったり、絶滅してしまった生き物の展示を見て、ワークシートを解きました。採集禁止になっている生きものやコウモリの超音波を聞く装置にはみんなが興味をもったようです。
10:50~12:30 サヒメル探険
サヒメルの展示室とプラネタリウムドーム、普段来館者が入れない、サヒメルの裏側(バックヤード)を見学しました。たくさんのはく製だけでなく、はく製の置いてある特別な部屋(収蔵庫)の構造も印象に残ったようです。
12:30~13:15 昼食休けい
13:15~15:00 野外生物調査に挑戦
野外での生物調査開始です。今回は三瓶山北の原にいるアリの数を推定してみました。まず、調査前にアリの数を予想してもらい、その後コドラート法を使った個体数の推定方法を説明しました。北の原で2班に分かれて、みんなで50cm枠内にいるアリの数をかぞえ、その後、部屋に戻って計算しました。推定で出した数は3,090,600匹でした。
15:00~16:00 まとめ
サヒメルの板倉館長から、科学とサイコロの出る数字の確率に例えた「自分で試してみることの大切さ」についてお話がありました。この後、今日の活動の内容と感想をかいて、そして最後にスタッフから次回の活動「風力発電」の紹介と風力発電に関する宿題が配られました。次回も自分で「試す」体験です。しっかり宿題をして、次回もがんばりましょう。
活動後の保護者からの声
- 一日の活動を嬉しそうに話していました。特に『アリを数え、北の原全体で何匹か』について詳しく話していました。算数に出てくる問題を実際にやってみるということが、とても興味深い様子でした。
- サヒメルの普段は入れない場所に入り、たくさんの動物を見たことを誇らしげに話してくれました。アリの数を数えたこと、新しい友達ができたこと、貴重な体験ができ、親子共々、参加して良かったと話しています。
- 「科学を応用すると社会に役立てられるのかも」と、今回の活動後に気づきを得てきているような印象を受けます。純粋に「好き」という気持ちだけでなく、幅広く科学に興味を持ち始めていることに親としては感激を覚えます。
- 6時間というゆったりとした時間の中で、子ども達ものびのびとじっくり活動に取り組めるので嬉しく思います。