第5回活動 フンから調べる動物の食べ物/1年間の活動発表
2025年11月24日
概要
日 時 2025年11月9日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル
参 加 者 14名(欠席4名)
活動内容 午前中は動物のフンから食性を調べることをテーマに活動しました。テンのフンをばらして中身を取り出していくと、中からは生物の骨や昆虫の破片、そして植物の実を見つけることができ、テンはいろいろなものを食べていることを確認しました。午後からは午前中の活動を日誌にまとめた後、1年間の活動のまとめとして、班ごとに隊員たちが活動した5つテーマから1つを選び、内容を新聞形式にまとめる作業を行いました。その後活動内容をまとめた新聞を使って保護者の前で発表し活動を終えました。
活動報告
10:00~10:30 始まりの会、課題の発表 
今日のスケジュールを確認した後に動物のテンとフンコロガシについての課題の発表を行いました。テンについてはイタチの仲間であること、そしてさまざまな動物や昆虫を食べる肉食の習性と植物の実も食べる草食の習性があり、両方を利用する雑食性であることが発表されました。三瓶自然館には、三瓶山にも多く生息するテンとイタチのはく製があり、形は似ていますが大きさが違います。木登りも得意であることを紹介すると、驚いた様子の隊員もいました。
もう1つの課題だった、動物のフンをエサとする昆虫の仲間、フンコロガシがフンを丸くして転がす理由については、丸くすることで運びやすくすること、自分たちが必要な分を確保するため移動させていると発表がありました。動物にとっては不要なフンもフンコロガシにとっては成虫も幼虫もエサとする大事な食料であり、見つけたフンは他種に取られないように確保してエサとし、フンは分解されていきます。ちなみに日本には糞虫はいますが、フンコロガシの仲間はいないことも紹介しました。
10:30~11:00 動物のフンを見に行こう
この後は野外でフンを探す予定でしたが外は雨模様だっため、予定を変更して引き続き屋内で活動しました。サヒメルにははく製や化石、鉱物などさまざまな標本があり、動物のフンの標本もあります。ノウサギやイノシシ、ツキノワグマ、コウモリのフンの標本を見てもらい、形や色、大きさが種類により特徴があることを学びました。最後に大きなフンを見せて何のフンかクイズをしました。ゾウなどの回答がありましたが、正解は上野動物園から頂いたジャイアントパンダのフンでした。フンの色は黒や茶色ではなく薄い草色で、よく見るとフンの中はササ由来と思われる葉がたくさん入っていました。
11:00~12:00 フンを調べよう
野生動物が何を食べているのかは、実際にその様子を観察できればよいのですが、夜行性の種類も多く簡単ではありません。しかし、フンであれば見つけることも比較的容易です。そしてフンの主がわかれば、内容物を調べることでその動物の食べ物を確認ことができます。今回は事前に三瓶で採集しておいた、細長い形が特徴のテンのフンを班ごとにくずして中身を取り出してみました。


動物のフンを取り扱う際、衛生面には十分注意する必要があります。全員ゴム手袋とマスクを着用し、ピンセットを使ってフンの中身を調べていきました。中から哺乳類や鳥の骨の一部、毛や羽毛、そして虫の破片や種子が見つかりました。フンによって種子の多いもの、骨がたくさん出てくるものがありました。 テンはいろいろなものを食べていることが知られていますが、季節によっても食べ物を変えていることが知られており、見つけたものを顕微鏡で観察すると、実際にさまざまなものをエサとしていることを確認することができました。フンは時間が経って乾燥したフンでしたが、お湯で戻すとにおいの気になる隊員もいたようですが、がんばって取り組むことができました。もちろん終了後はしっかり手を洗いました。
11:50~12:50 昼食休けい
12:50~13:20 活動日誌をかこう
午前中の活動を活動日誌に記録しました。フンから食性がわかることが体験できました。消化されずに残っている物が予想以上に多いこと、フンの中から内容物を取り出す作業は根気のいる仕事であること、などがよくわかったようです。テンを見なくても三瓶で暮らすテンの生態を垣間見ることができました。
13:20~15:00 探検隊新聞をつくろう 
今年度のサヒメル科学探検隊の総まとめとして班で新聞を作りました。3~4名の班ごとに活動したテーマから1テーマを選び、新聞形式にまとめます。テーマを決めたら、みんなで相談し役割を分担し、新聞作りを行いました。活動に参加していない人が見ても活動内容が分かるように、わかりやすくまとめ、最後にみんなの感想を記入して完成させました。1時間以上かけて作成を頑張り、予定の時間内ですべての班が新聞を完成させることができました。完成後は発表の方法を班で打合せし、発表に備えました。
15:00~15:30 活動発表
4つの班が選んだ活動テーマで作成した新聞を使って、保護者の前で発表しました。選んだ活動テーマは第2回の落ち葉の下の生き物とクマムシの観察、、第4回の島根大学演習林での活動、第5回のフンから調べる動物の食べ物の3テーマでした。特に活動を通じて感じたこと、興味を持ったことについては自分の言葉でしっかり発表できている人が多かったと思います。活動内に参加していない保護者にもわかるよう、簡潔に文章にまとめ発表する作業は、普段の活動とはまた違った難しさや緊張があったと思いますが、よい経験になったのではないでしょうか。人前での発表の上達には慣れも必要ですので、ぜひこの経験を次に生かしてほしいと思います。お忙しい中ご参加頂いた保護者の皆様、ありがとうございました。
全員の発表が終わると、発表前の緊張した様子から一転、安堵と達成感でほっとした様子の隊員たちでした。
15:30~16:00 修了証書授与、今年度の活動終了 
今年度予定していた、サヒメル科学探険隊全5回の活動が終了しました。参加者全員に修了証書の授与を行い、隊長から1人1人が修了証書を受け取りました。隊員の皆さん1年間の活動お疲れさまでした。
サヒメル科学探検隊では1年間、自分たちで調べたり体験する活動してきました。学んだこと、挑戦したことやみんなと一緒に取り組んだことで、何か興味を持ったことがあれば、今後の進学や進路を考える際に役に立つことがあれば嬉しいです。ぜひこれからも好奇心を大切に日々過ごしてほしいと思います。またサヒメルにも遊びに来てください。












































