サヒメル科学探検隊

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活動報告

第5回活動 フンから調べる動物の食べ物/1年間の活動発表

概要

日  時 2025年11月9日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル
参 加 者 14名(欠席4名)
活動内容 午前中は動物のフンから食性を調べることをテーマに活動しました。テンのフンをばらして中身を取り出していくと、中からは生物の骨や昆虫の破片、そして植物の実を見つけることができ、テンはいろいろなものを食べていることを確認しました。午後からは午前中の活動を日誌にまとめた後、1年間の活動のまとめとして、班ごとに隊員たちが活動した5つテーマから1つを選び、内容を新聞形式にまとめる作業を行いました。その後活動内容をまとめた新聞を使って保護者の前で発表し活動を終えました。

 

活動報告

10:00~10:30 始まりの会、課題の発表 
今日のスケジュールを確認した後に動物のテンとフンコロガシについての課題の発表を行いました。テンについてはイタチの仲間であること、そしてさまざまな動物や昆虫を食べる肉食の習性と植物の実も食べる草食の習性があり、両方を利用する雑食性であることが発表されました。三瓶自然館には、三瓶山にも多く生息するテンとイタチのはく製があり、形は似ていますが大きさが違います。木登りも得意であることを紹介すると、驚いた様子の隊員もいました。
もう1つの課題だった、動物のフンをエサとする昆虫の仲間、フンコロガシがフンを丸くして転がす理由については、丸くすることで運びやすくすること、自分たちが必要な分を確保するため移動させていると発表がありました。動物にとっては不要なフンもフンコロガシにとっては成虫も幼虫もエサとする大事な食料であり、見つけたフンは他種に取られないように確保してエサとし、フンは分解されていきます。ちなみに日本には糞虫はいますが、フンコロガシの仲間はいないことも紹介しました。

 

10:30~11:00 動物のフンを見に行こう
この後は野外でフンを探す予定でしたが外は雨模様だっため、予定を変更して引き続き屋内で活動しました。サヒメルにははく製や化石、鉱物などさまざまな標本があり、動物のフンの標本もあります。ノウサギやイノシシ、ツキノワグマ、コウモリのフンの標本を見てもらい、形や色、大きさが種類により特徴があることを学びました。最後に大きなフンを見せて何のフンかクイズをしました。ゾウなどの回答がありましたが、正解は上野動物園から頂いたジャイアントパンダのフンでした。フンの色は黒や茶色ではなく薄い草色で、よく見るとフンの中はササ由来と思われる葉がたくさん入っていました。

 

11:00~12:00 フンを調べよう
野生動物が何を食べているのかは、実際にその様子を観察できればよいのですが、夜行性の種類も多く簡単ではありません。しかし、フンであれば見つけることも比較的容易です。そしてフンの主がわかれば、内容物を調べることでその動物の食べ物を確認ことができます。今回は事前に三瓶で採集しておいた、細長い形が特徴のテンのフンを班ごとにくずして中身を取り出してみました。


動物のフンを取り扱う際、衛生面には十分注意する必要があります。全員ゴム手袋とマスクを着用し、ピンセットを使ってフンの中身を調べていきました。中から哺乳類や鳥の骨の一部、毛や羽毛、そして虫の破片や種子が見つかりました。フンによって種子の多いもの、骨がたくさん出てくるものがありました。 テンはいろいろなものを食べていることが知られていますが、季節によっても食べ物を変えていることが知られており、見つけたものを顕微鏡で観察すると、実際にさまざまなものをエサとしていることを確認することができました。フンは時間が経って乾燥したフンでしたが、お湯で戻すとにおいの気になる隊員もいたようですが、がんばって取り組むことができました。もちろん終了後はしっかり手を洗いました。

 

 

11:50~12:50 昼食休けい

 

12:50~13:20 活動日誌をかこう
午前中の活動を活動日誌に記録しました。フンから食性がわかることが体験できました。消化されずに残っている物が予想以上に多いこと、フンの中から内容物を取り出す作業は根気のいる仕事であること、などがよくわかったようです。テンを見なくても三瓶で暮らすテンの生態を垣間見ることができました。

 

13:20~15:00 探検隊新聞をつくろう 
今年度のサヒメル科学探検隊の総まとめとして班で新聞を作りました。3~4名の班ごとに活動したテーマから1テーマを選び、新聞形式にまとめます。テーマを決めたら、みんなで相談し役割を分担し、新聞作りを行いました。活動に参加していない人が見ても活動内容が分かるように、わかりやすくまとめ、最後にみんなの感想を記入して完成させました。1時間以上かけて作成を頑張り、予定の時間内ですべての班が新聞を完成させることができました。完成後は発表の方法を班で打合せし、発表に備えました。

 

15:00~15:30 活動発表
4つの班が選んだ活動テーマで作成した新聞を使って、保護者の前で発表しました。選んだ活動テーマは第2回の落ち葉の下の生き物とクマムシの観察、、第4回の島根大学演習林での活動、第5回のフンから調べる動物の食べ物の3テーマでした。特に活動を通じて感じたこと、興味を持ったことについては自分の言葉でしっかり発表できている人が多かったと思います。活動内に参加していない保護者にもわかるよう、簡潔に文章にまとめ発表する作業は、普段の活動とはまた違った難しさや緊張があったと思いますが、よい経験になったのではないでしょうか。人前での発表の上達には慣れも必要ですので、ぜひこの経験を次に生かしてほしいと思います。お忙しい中ご参加頂いた保護者の皆様、ありがとうございました。
全員の発表が終わると、発表前の緊張した様子から一転、安堵と達成感でほっとした様子の隊員たちでした。

 

 

15:30~16:00 修了証書授与、今年度の活動終了 
今年度予定していた、サヒメル科学探険隊全5回の活動が終了しました。参加者全員に修了証書の授与を行い、隊長から1人1人が修了証書を受け取りました。隊員の皆さん1年間の活動お疲れさまでした。
サヒメル科学探検隊では1年間、自分たちで調べたり体験する活動してきました。学んだこと、挑戦したことやみんなと一緒に取り組んだことで、何か興味を持ったことがあれば、今後の進学や進路を考える際に役に立つことがあれば嬉しいです。ぜひこれからも好奇心を大切に日々過ごしてほしいと思います。またサヒメルにも遊びに来てください。

第4回活動 大学の研究者と一緒に活動 探ってみよう!森の落とし物からわかること

概要

日  時 2025年10月19日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル、島根大学三瓶演習林
参 加 者 17名(欠席1名)
活動内容 今回は三瓶にある島根大学の演習林に出かけて活動しました。午前中は、島根大学の先生と一緒に秋の森の観察と地表で見つけたものの採集をし、リタートラップを見ながら説明を受けました。午後からはトラップから季節ごとに回収した森の落とし物を葉や花、実などに分類する作業に挑戦しました。季節ごとに落ちている物や量が違うこと、たくさんの落とし物の中には小さな虫や卵なども入っていることなど体験できました。最後に先生から大学では長期間調査していること、そして落ちてきたものを調べることによって森の季節変化はもちろん、森の成長や環境の影響など多くのことがわかってきていることを学びました。

 

活動報告

10:00~10:30 始まりの会、三瓶演習林へ移動
本日のスケジュールを確認し、活動場所である島根大学の三瓶演習林について紹介しました。サヒメルから移動した後、すぐに野外での活動を始まるため、隊員たちは外で活動できるよう長靴や防寒着などの準備をしました。その後、みんなでサヒメルのバスに乗り込み、三瓶演習林へ移動しました。

 

10:30~12:15 実習1「広葉樹の森を歩いてみよう」
三瓶演習林では、島根大学の3名の先生(山下先生、葛西先生、斉藤先生)を紹介し、一緒に活動しました。まず、林内で安全に活動できるよう全員ヘルメット装着しました。そしてササを刈り払った広葉樹の林の中に入り、最初に森の中に設置されたリタートラップを見ながら、山下先生にどのようなトラップなのか説明してもらいました。このトラップで樹上から落ちてくるもの=リターを回収し、後で調べることができます。今日の午後からは、トラップで集めたものを分類する作業に挑戦する予定です。その後は、林の中をそれぞれが探索し、地面に落ちていたドングリやトチなどの木の実、キノコや落ち葉、空になった虫のマユなどを先生に教えてもらいながら、見つけて拾っていきました。

 

 

12:10~12:55 昼食休けい

 

12:55~14:30 実習2「森の落とし物を調べてみよう」
午後からは室内での活動です。最初に葛西先生から、演習林で行っている調査について紹介がありました。広い林内の中に100m四方の調査区を設け5年に1度、すべての木の直径を計る毎木調査、そして今回みんなが体験するリターを調べる生産量調査など定期的に長く続けている調査があり、調査には苦労もあるが、長く調べないとわからない変化もあり続けていくことが大切だと教わりました。
この後、リタートラップで集めた物を班に分かれて分類する作業に挑戦です。斉藤先生から、分類方法について説明を受けました。トラップでは4つの季節(春、初夏、夏、秋)ごとに回収したリターを各班が担当して分類します。最初に7つある分類グループ(花、芽鱗・托葉、実、広葉、針葉、木質、その他)それぞれの特徴や見分け方について、斉藤先生から説明してもらいました。その後は班ごとに配られた季節のリターを大きなものから順番にメンバーと協力して分類しました。いずれも乾燥して茶色っぽくなっていますが、形や大きさはさまざまで、さらに小さなものもたくさん含まれています。先生方に見分け方を指導してもらいながら、それぞれのグループに分けていきました。季節によって葉が多い班もあれば、花が多いもしくはない班などさまざまでした。
1時間ほどで大きなリターは分けられましたが、班によっては小さなリターが大量あり、ふるいを使って何度も比較的大きなリターを取り出し、分けていく班もありました。数ミリと小さなリターもよく見ると種子や昆虫、カタツムリ、中にはナナフシの卵をたくさん見つけている人もおり、確認すると3種類のナナフシが入っていました。
コラナのようなブナ科の木の林では、春に花がたくさん落ちてくること、アカマツの葉も春にまとまって落ちていました。

 

 

14:30~15:40 まとめ、活動日誌をかこう  
山下先生から、リタートラップを使った調査でどんなことがわかるのか解説がありました。1年間の年変動はもちろん、数十年続けることにより、木の数や種類の変化、花や実をつける時期や量も年によって変化していることなど、長く調べて比較しないと見えてこない違いや特徴がわかることなど、寿命の長い木や森の変化を調べるために隊員が生まれる前から継続して調査され、今後も継続していくことなどを教わりました。もしかしたら、隊員の中にも大学生になって、調査に関わる人がいるかもしれませんね。

 

15:10~16:00 次回の案内、終了
次回の活動スケジュールと課題について説明した後、バスでサヒメルへ戻り、今回の活動を終了しました。次回は11月9日(日)にサヒメルで実施します。今年度最後の活動で、課題も出ていますので当日までに考えてきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

第5回の活動日 11月9日(日)10:00~16:00

 

第3回活動 宇宙探査と月食のしくみを学ぼう!/望遠鏡作りにも挑戦

概要

日  時 2025年9月7日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル
参 加 者 13名 欠席5名
活動内容 第3回の活動では、宇宙をテーマに翌日の皆既月食について学び、サヒメルで開催中の企画展「太陽系大冒険!」を見学しました。また、望遠鏡の仕組みを学びながら望遠鏡作りにも挑戦し、各自で完成させました。完成後は望遠鏡の使い方や注意事項を教わり、実際に外の景色を眺めてピントの合わせ方や見たい対象に合わせるコツを学び、家に持ち帰ってから自分で扱えるよう練習しました。最後に1日の活動内容を文章とスケッチで日誌にまとめ、活動を終えました。

 

活動報告

10:00~10:30 始まりの会、一部の課題の発表 
今日の活動予定をスケジュール表を見ながら確認しました。今回は現在開催中で、宇宙探査をテーマとしたサヒメル夏の特別企画展「太陽系大冒険!」の見学と、望遠鏡の仕組みを学び望遠鏡作りに挑戦する内容となっています。また翌日には天文現象の皆既月食が見られる予定で、宇宙や星が好きで、今回の活動を楽しみにしていた隊員もいたはずです。
最初に前回からの課題の問題のうち1問目、月食と月の満ち欠けの違いについて発表してもらいました。月の満ち欠けは、月が地球の周りを回っていることで起こること、月食は満月のときに地球の影に入った場合のみ起きることを調べて発表してくれました。

 

10:30~12:00 企画展を見学して宇宙について学ぼう
サヒメルの企画展「太陽系大冒険」の見学をワークシートを使って行いました。ワークシートは全部で2枚。今回の企画展は企画展示室だけでなく、本館2階と新館5階にも関連展示があり、全館を見て回る盛りだくさんの内容です。それぞれワークシートを見ながら、関連する展示や解説を探し、問題を解いていきました。内容は太陽系の惑星や衛星、小惑星から探査機に関することまでさまざまです。難しかったと思いますが、これまでに多くの探査機が宇宙へ出発し、太陽系に関するいろいろな調査を行ってきたこと、またこれからも探査計画が進められていることなどを学びました。

 

12:10~12:55 昼食休けい

 

12:55~13:30 課題の発表 
午後からは、もう1つ課題で出ていた、屈折式と反射式という代表的な2種類の望遠鏡の特徴について、調べてきたことを発表してもらいました。屈折式はレンズが使われている、反射式はレンズではなく鏡が使われている望遠鏡です。サヒメルの5階には反射式と屈折式、両方のタイプの望遠鏡が設置されています。また他にはどんな種類の望遠鏡があるのか聞いたところ、宇宙望遠鏡や電波望遠鏡など地上や宇宙から観測するためにいろいろな望遠鏡があることを学びました。

 

13:30~15:00 望遠鏡を作ろう
ここからはサヒメルで天文を専門とする職員、竹内さんに指導してもらいながら、みんなで屈折式の望遠鏡作りに挑戦しました。望遠鏡を製作しながら、望遠鏡の構造も学ぶことができる活動です。まずは小さなレンズを正しく並べます。望遠鏡で最も重要なレンズは汚さないようにふれること、そして並べる順番を間違えないように注意しながら、取り組みました。小さなレンズは3枚あり、それぞれ形が異なっています。それを正しく並べて目でのぞく部分を完成させ、その後、本体の鏡筒部分を作成しました。ここには大きなレンズが1枚入りますが、これも実は2枚の形の違うレンズが合わさって作成されていたもので、向きを間違えないようセットし、最後に各パーツをはめて、望遠鏡ができました。
その後は正しく製作できたかどうか、遠くの景色を望遠鏡で眺めて、きちんと見ることができるか確かめました。不慣れな人は望遠鏡でピントを合わせることに苦労していたようですが、竹内さんに教えてもらいながら扱い方を学び、ピントが合わせられるようになったら、見たい対象物を望遠鏡に入れられるよう、外に見える木やのぼりを目標に望遠鏡で見る練習をしました。
みんなの望遠鏡がきちんと見えることが確認できたので、最後に望遠鏡の周囲に遮光テープなどを貼り、名前やイラストを描いて各自がオリジナルの望遠鏡を完成させました。
この後、竹内さんから皆既月食が起こる理由や見え方の様子について説明してもらいました。翌日と来年3月に続けて皆既月食を見るチャンスがあるので、ぜひ観察してみましょう。

 

15:00~16:00 活動日誌をかこう、次回の活動紹介
1日の活動を活動日誌にまとめました。午前と午後、それぞれ宇宙に関する活動を行い、新しく学んだことも多かったと思います。宇宙や天体に興味を持った人は、ぜひ作成した望遠鏡を使って天体観察にチャレンジしてみてください。最初は見たい星に合わせるのは上下が反転して見えていることもあり難しいですが、上達するとできるようになります。サヒメルでは毎週土曜日に大きな望遠鏡を使った天体観察も行っていますので、こちらにもぜひ参加してみてください。

 

次回の活動は10月19日(日)です。三瓶自然館に集合しますが、活動は三瓶にある島根大学の演習林で行います。大学の先生方と一緒に森に落ちてくる「落とし物」をテーマに大学での研究活動を体験する予定です。活動に関する課題も出ていますので、当日までに考えたりスケッチをして、準備するものと合わせて忘れずに持ってきましょう。

 

第4回の活動日 10月19日(日)10:00~16:00
集合場所:三瓶自然館レクチャールーム

 

第2回活動 落ち葉の下でくらす生きものとクマムシの観察

概要

日  時 2025年6月22日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル
参 加 者 15名 欠席3名
活動内容 第2回の活動では、コケの中で暮らすクマムシや落ち葉の下で見られる小さな生き物の観察をしました。午前中はクマムシについて調べてきたことを発表し、野外に出てコケの採取と林の中で落ち葉の下にいる生き物を探索しました。室内に戻ってから、落ち葉をツルグレン装置にセットし、コケの中のクマムシを顕微鏡を使って各自で探しました。午後からはツルグレン装置で集めた小さな生き物を顕微鏡で観察し見つけた種類を記録し、さまざまな生き物が森で生活していることを学びました。その後、前回作成し乾燥させていたカメムシの標本にラベルを付けて標本を完成させました。最後に1日の活動内容を文章とスケッチで日誌にまとめました。

 

活動報告

10:00~10:30 始まりの会、課題の発表 
最初に前回欠席だった2名に隊員証を渡し、活動を開始しました。今日の活動予定をスケジュール表を見ながら確認し、まずは1年目の隊員たちにクマムシの分類や大きさ、脚の数、特徴について発表してもらいました。2年目以上の隊員たちは昨年調べているので復習です。クマムシはサヒメルの周りにも生息しているので、みんなで探しに出かけます。天気が崩れる予報もあったため、一部の課題は後ですることにし、早めに次の活動へ移りました。

 

10:30~11:30 落ち葉の下の生き物観察① 
クマムシがよく見つかるギンゴケの特徴を学んでから、野外に出て各自でコケの採取をしました。コケはサヒメルの周りにもたくさんありますが、よく見るといろいろな種類のコケがあります。みんなで探し回って、クマムシがいそうなギンゴケを見つけ少量採取しました。
その後は林に移動し、地表に積もった落ち葉や枯れ枝の下にいる生き物を探しました。ミミズがたくさん、さらにヤスデやトビムシ、ダンゴムシ、ヤマナメクジ、さらにキノコの仲間を見つけ、トゲアリを捕まえた隊員もいました。また分解されていく落ち葉の様子も観察しました。探した後は、班ごとに落ち葉を採取し持ち帰りました。

 

 

11:30~12:25 クマムシを観察しよう 
室内に戻り、持ち帰った落ち葉をツルグレン装置にセットしました。ツルグレン装置は落ち葉や土の中に潜む小さな生き物が明かりや熱を嫌う習性を利用して下方に集めて採集する装置です。しばらくセットしたままにして午後に観察します。
クマムシの観察では、各自が採ってきたコケをシャーレに入れて水に浸し、顕微鏡を使ってクマムシがいないか探しました。丹念に探すと水の中で動く生き物が見つかります。センチュウやダニの仲間が多く見つかり、何人かは自分で採取したコケからクマムシを見つけることができ、身近な環境にもクマムシがいることを実感できました。

 

12:25~13:10 昼食休けい

 

13:10~14:30 落ち葉の下の生き物観察②
午後からは、落ち葉の生き物に関する課題の発表を行いました。まずは調べてきた生き物の種類を発表し、ダンゴムシやアリなど身近でよく知る生き物から、カニムシやダニなど小さくてあまり見ることのない生きものまでたくさん種類を挙げてくれました。また、その中でもムカデやモグラなど肉食の生き物がいること、それらの生き物たちで落ち葉の下に1つの生態系ができていることを図示してわかりやすく発表してくれた隊員もいました。
その後は、班ごとにツルグレン装置にセットしていた容器を配り、土と一緒に水に落ちてきた小さな生き物を顕微鏡で探しました。合わせて土の中でくらす生き物の見分け方を紹介したプリントも配り、見つけた生き物はプリントを使って同定に挑戦しました。
目では見つけるのが困難な小さな生き物もたくさん見つかり、さらにどんな生き物が生息しているかを明らかにすることで、森の豊かさを見る指標にもなっていることを学びました。

 

 

14:40~15:00 昆虫標本を完成させよう 
前回作成し、1ヶ月間乾燥させていたマツヘリカメムシの標本をケースに移し、ラベルを付けて完成させました。乾燥させた標本は少し触れるだけで壊れてしまうため、みな虫には触れないよう慎重に虫を台からはずし、昆虫針だけを持ってケースに入れました。乾燥した標本は長期間の保存が可能です。直射日光に当てないなど保管方法を説明し、持って帰ってもらいました。

 

15:00~16:00 活動日誌をかこう、次回の活動紹介
1日の活動内容を文章とスケッチでまとめ、活動日誌に記入しました。お昼には雨予報の天気でしたが夕方まで降ることもなく、屋外の活動も含め予定通り実施することができました。今回は顕微鏡を使って活動する時間が多く集中力を必要とするため、予想以上に大変だったようです。日誌には今回使用したツルグレン装置や顕微鏡を描いたり、他の隊員と協力して活動した様子、見つけた生き物のことなどを書いていました。

 

次回の活動は9月7日(日)です。宇宙がテーマで夏のサヒメル企画展「太陽系大冒険」の見学や月食の仕組みを学び、望遠鏡作りなどの活動を行う予定です。

第1回活動 国立公園を知ろう/学芸員の仕事体験

概要

日  時 2025年5月25日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル、北の原
参 加 者 16名(欠席2名)
活動内容 今年度最初のサヒメル科学探険隊の活動。全員が自己紹介をした後、午前中は3つの班に分かれて館内でワークシートを使って企画展と天文の展示の見学しました。雨天だったためその後も引き続き館内で活動し、屋外通路で見つけた生き物や飼育している生物などを観察しました。午後からは博物館で数多く展示している標本やはく製が何ために作成し所蔵されているのか学んだ後、学芸員の仕事体験として、外来種の昆虫で昆虫標本づくりに挑戦しました。そして外来種とは何か、また外来種問題についてみんなで発表しながら学びました。最後に活動日誌に今回の探険隊の活動をまとめ、第1回の活動を終了しました。

 

活動報告

10:00~10:30 始まりの会
今年最初のサヒメル科学探険隊の活動が始まりました。今年は隊員18名で活動を行います。サヒメル科学探険隊を担当する隊長、副隊長を紹介した後、参加者にサヒメル科学探険隊の隊員証を1人1人に渡し、今年度の隊員に任命されました。その後、隊員みんなが1人ずつ自己紹介をしました。
今年も県内外から参加があり、生物や天文、鉱物などさまざまな分野に興味をもつ子供たちが集まりました。一緒に活動する仲間たちと1年間頑張っていきましょう。

 

10:40~11:10 サヒメルの館内見学
最初の活動は、サヒメルの展示内容を詳しく学ぶため、3班に分かれて、班ごとに館内の展示を見ながらワークシートを解きました。企画展示室では本日が開催最終日となる春の企画展「はためく生きもの」と、新館5階の天文展示コーナーにある隕石や惑星展示に関する問題をそれぞれ班のみんなで協力して答えを探しながら解き、館内を回って見学しました。全て解けた班は新館4階に集合し、答え合わせをしました。

 

11:20~12:15 国立公園を知ろう
ここからは野外に出て活動する予定でしたが、あいにく雨天となったため、引き続き館内で活動しました。三瓶自然館のボランティアスタッフであるインタープリターにもお手伝い頂き、屋外通路ではイタヤハマキチョッキリが作った揺籃を見たり、巣穴に出入りするコマルハナバチを見つけて観察しました。また、館内に生体展示されているニホンヒキガエルやニホンイシガメにさわらせてもらい、特徴を観察しました。

 

12:15~13:00 昼食休けい

 

13:00~15:00 学芸員の仕事を体験しよう
午後からは昆虫標本作りにチャレンジしました。博物館にはたくさんの標本やはく製があります。何のためにあるのか、その理由ついてみんなに発表したもらい、博物館では展示はもちろん、調査や研究のための貴重な資料として保存活用していることを紹介しました。昨年はキイロスズメバチの標本作りをしましたが、今回は近年島根県でも確認されるようになった外来種であるマツヘリカメムシの標本を作成しました。
虫にまっすく昆虫針を刺し、その後脚と触角をきれいに広げて形を整えます。慣れないと簡単にはできず、また壊れやすいため苦労していましたが、展足作業を無事終えることができました。その後は外来種とは何かについて、みんなに知っていることを発表してもらいながら外来種について学び、外来種には人の活動が大きく関係していること、そして外来種が日本に定着することによって、いろいろな問題が起きていることを学習しました。さらに、日本から海外へ侵入することで外国で外来種として問題となっている、日本の生物がいることも学びました。

 

15:00~16:00 活動日誌をかこう
今回活動した内容を活動日誌に文章とイラストでまとめました。毎回さまざまな活動に挑戦し、多くのことを学ぶと思いますが、学んだ内容、感じたことを文章にまとめることも探検隊の大事な活動で、毎回行います。午前中からどんなことをしたのか思い出しながら、日誌にまとめました。新しい隊員のメンバーとの活動も楽しかったようです。活動した内容はぜひ保護者の方にも教えてあげてください。言葉で伝えられるようになることも隊員のスキルを上げることに繋がります。
最後にアンケートを書いて、次回のスケジュールと課題を配り、内容を紹介しました。課題は次回の活動に関連した内容となっていますので、考えて書いてきてください。
次回はクマムシと落ち葉の下の生き物について観察する予定です。

第2回の活動日  6月22日(日)10:00~16:00
集合場所:三瓶自然館レクチャールーム