サヒメル科学探検隊

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活動報告

第2回活動 姫逃池のモリアオガエルを調査して産卵マップを作ろう!

概要

日  時 2019年6月23日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル、北の原(姫逃池)
参 加 者 11名(1名欠席)
活動内容 第2回の活動。午前中はカエルのことやモリアオガエルについて学びました。午後から北の原にある姫逃池に出かけて、班に分かれて姫逃池に産卵された絶滅危惧種であるモリアオガエルの卵塊数を調査しました。その後、サヒメルに戻って調査結果をまとめて産卵マップと今回の活動をまとめた活動日誌を作成し、感想を発表して活動を終了しました。

活動報告

10:00~12:00 カエルについて学ぼう P6230072
第2回の活動開始です。まずはカエルについて、みんながどれくらい知っているのか、カエルの設問の書かれたプリントを配って記入してもらい、種類や特徴について発表してもらいました。カエルの仲間は島根県には14種類生息しています。多くの隊員は数種類くらいしか思い浮かばないようでしたが、10種類ほど名前を挙げられる隊員もいました。
カエルの特徴については、両生類の仲間で幼生と成体で姿を変えること、成体は尻尾がないこと、そして水環境と陸上生活を行うことなどを学びました。
その後、本館2階展示室でモリアオガエルの生体や他のカエルの観察、ボイスレコーダーで鳴き声を聞き、観察コーナーから見えるモリアオガエルの卵(卵かい)を観察しました。
今回観察するモリアオガエルは、県の絶滅危惧種となっていることから、卵の数を調査することは、生息状況を知る手がかりになります。

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12:00~12:45 昼食休けい

12:45~14:30 モリアオガエルの産卵数調査
この後は、北の原に出て姫逃池で産卵しているモリアオガエル卵(卵かい)の数を調査しました。注意事項を説明した後、調査用紙を配り、調査方法を説明した後、3つの班に分かれてモリアオガエルの卵の数を調べました。卵は植物上に付いていますが、茂みに隠れていたり岸辺からは見えにくいものも多く、メンバーで協力して丹念に探しながら池の周りを一周して、1時間ほどかけて卵のあった場所と数を記録していきました。
今回はまだ梅雨入り前でこれまで雨が少なかったためか、卵も最近産卵したと思われるものが多いようでした。岸近くにあった卵をさわってみた隊員からは、まだやわらかくプリンみたいだったという感想もありました。

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15:00~16:00 活動のまとめ P6230174
調査の結果、3つの班でそれぞれ、30~50個の卵かいを見つけることができました。
絶滅危惧種にもなっているモリアオガエルの姿は見つけることができませんでしたが、鳴き声は聞こえていました。昨年の調査結果とほぼ同じ数の卵かいが見つかったことから、今年もモリアオガエルが三瓶に生息していることが推測できました。
最後に活動日誌を作成し、感想を発表して第2回の活動を終了しました。初めてモリアオガエルの卵を見た人も半数ほどいたようです。自分たちの住んでいる周りでもモリアオガエルの生息できる環境があれば、卵が見つけられるかもしれません。ぜひ探してみましょう
今回は前日は雨でしたが、当日は1日曇で雨が降ることもなく予定通り活動を実施することができました。また次回の活動も頑張りましょう。

次回の第3回活動は9月1日(日)です。活動内容である「「月」に合わせた課題や事前に作成するクラフトなどが出ていますので、次の活動日までに準備して9月の活動に忘れずに持ってきてください。

 

第3回の活動日 9月1日(日)10:00~16:00
集合場所:三瓶自然館サヒメル