サヒメル科学探検隊

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活動報告

第1回活動 国立公園を知ろう!/学芸員の仕事体験

概要

日  時 2023年5月21日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル、北の原
参 加 者 23名(欠席1名)
活動内容 第1回目サヒメル科学探険隊の活動。サヒメル科学探険隊の活動目的を紹介した後、参加者全員に隊員証を渡して活動を開始しました。午前中は3つの班に分かれて館内でワークシートを使って展示を見学、その後国立公園である三瓶山についてその範囲や野外で注意が必要な植物について学びました。午後からは姫逃池で咲いているカキツバタの開花数調査と昆虫標本作りに挑戦し、博物館で働く学芸員の仕事を体験しながら、その目的や方法について学びました。最後に今回の探険隊の活動を活動日誌にまとめ、終了しました。

 

活動報告

10:00~10:30 始まりの会 
皆木隊長と松村副隊長、そして今日の活動をお手伝いして頂く松原さんのあいさつの後、サヒメル科学探険隊の活動目的などを紹介しました。そしてサヒメル科学探険隊の隊員証を1人1人に渡し、隊員みんなが1人ずつ自己紹介をしました。今回の参加者は24名、みんな県内のいろいろな地域から集まった自然や科学が好きな子供たちばかりです。
探検隊の活動では知らないこと、難しいと思うことにも挑戦しますが、みんなで一緒にがんばりましょう。

 

10:40~11:10 サヒメルの館内見学
最初の活動は3班に分かれて各班に1人ずつリーダーを決め、班ごとに館内の展示を見ながらワークシートを解きました。ワークシートの問題は、展示をよく読んでみないとわからないものばかり。1人で解くには難しい問題ですが、制限時間ギリギリまで班のみんなで答えを探し協力して答えやヒントを探し、問題を解いていきました。初めて参加する隊員のみんなも、リーダーや他の隊員たちと一緒に活動することができました。

 

 

11:10~12:10 国立公園を知ろう 
次は国立公園に指定されている三瓶山について、展示室にある立体模型で三瓶山の形と国立公園では自然が守られるためのルールがあること、国立公園の範囲について学びました。その後は外に出て、野外で注意が必要な危ない植物について、実際に見て特徴や見分け方、どんなことに注意すればよいかについて学びました。またカキツバタが咲く姫逃池の様子やハルゼミの合唱を観察しました。

 

 

12:10~12:55 昼食休けい

 

12:55~15:00 学芸員の仕事を体験しよう
午後からは今回のメインの活動である学芸員の仕事体験です。博物館には調査研究や展示、標本の採集などさまざまな活動があります。まずは午前中も出かけた姫逃池にて、開花のピークを迎えたカキツバタの開花数を調べます。カキツバタは多くの市民が訪れる場所になっており、開花状況を博物館でもお知らせしています。今回は、3つの班それぞれでみんなに開花数をカウントしてもらいました。小一時間ほどかけて、みんなで交代しながら池を1周し、約3,000個の花が咲いていることがわかりました。そろそろ産卵時期に入るモリアオガエルの卵塊も探しましたが、まだのようで見つかりませんでした。調査結果は、博物館新館4階にある自然情報コーナーで紹介してもらいました。
この後は、サヒメルに戻り室内で標本づくりに挑戦しました。標本には動物のはく製や昆虫や植物の乾燥標本、石や化石などいろいろあります。今回はハルゼミと姫逃池で見つけたヨツボシトンボの抜け殻を使って、昆虫標本作りに挑戦しました。まずは標本を入れる箱に針が刺せるようにウレタンマットを切って貼り、標本に添付する標本データが書かれた標本ラベルを作りました。最後に昆虫針で標本とラベルを刺し、箱に入れて完成させました。みんな丁寧に標本作りを行い、標本がどういうものなのか体験で理解できたと思います。作った標本は今回のお土産になりました。

 

 

15:00~16:00 活動日誌をかこう 
今回の活動した内容を活動日誌にまとめました。今日の活動で使用したもの、体験したことや学んだ内容を文章にまとめ、記録することも大切な探険隊の活動です。初めての人は慣れないと思いますが、毎回がんばりましょう。
最後に次回の活動スケジュールと次回までに考えてくる課題プリントを配り、第1回の活動を終了しました。
第2回の活動はサヒメルバスに乗って野外で活動する予定です。楽しみにしている人も多いようですので、しっかり準備して次回の活動も頑張りましょう。

 

第2回の活動日  6月11日(日)10:00~16:00
集合場所:三瓶自然館レクチャールーム