サヒメル科学探検隊

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活動報告

第2回活動 多伎の海岸で水晶を探そう!

概要

日  時 2023年6月11日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル、出雲市多伎町小田海岸
参 加 者 22名 欠席2名
活動内容 今回は石をテーマに活動しました。午前中、まずは身の回りで使われている石にはどんなものがあるのか隊員から発表してもらいました。そして、石は大きく分けて鉱物と岩石に分類できること、地球上のすべての物が石が元になってできてきたことなどを学びました。午後からは出雲市多伎町の海岸に出かけ、水晶やメノウの入っている石を各自で探しました。他にも変わった色や形の石、貝の化石が入った石などを見つけ採集し、特徴などを学びました。その後サヒメルに戻り今日の探険隊の活動を活動日誌にまとめ、感想を発表しました。

 

活動報告

10:00~10:20 始まりの会、スケジュールの確認
第2回サヒメル科学探険隊の始まりです。最初に前回欠席だった隊員1名に隊員証を渡した後、今日の活動予定についてスケジュール表を見ながら確認をしました。午前中はサヒメルで活動し、午後からはバスに乗って移動します。特に午後は海岸で岩石の観察や採集を行うため、持ち物と安全に活動するための注意事項について説明を受けました。

 

 

 

10:20~11:20 活動「石って何だろう?」
今回はサヒメルで地学を専門にしている職員の中村さんを講師に迎えての活動です。まずは課題で予め調べてきた身近な石について、みんなに発表してもらいました。宝石や磁石、石垣や砥石などから、石臼やコンクリート、瓦などさまざまな石の発表があり、多くの石を利用して人が生活していることを理解することができました。
中村さんからは、石は大きく分けて岩石と鉱物に分類することができるとの紹介があり、その違いをお好み焼きや砂鉄を例にわかりやすく説明してくれました。そして午後から探しに出かける予定の水晶は二酸化ケイ素からできていること、地表の70%はその二酸化ケイ素が含まれており、地球表面を構成する主成分となっていることなどを学びました。また空気や水など、地球上のあらゆるものが岩石が起源となっていることを教わりました。

 

 

11:20~12:05 昼食休けい

 

12:05~15:10 実習「海岸で水晶を探そう」
午後からはバズに乗って出雲市多伎町の海岸まで移動し、実習を行いました。訪れた海岸は、たくさんの転石に覆われた礫浜です。全員長靴を履いて海岸へ降り、足元に注意しながら石を1つ1つ拾い上げ、小さな水晶が入っていないか探しました。いろいろな石がある中から、石の色や形の違いから、水晶が入っていそうな石の見当がつくようになり、各自が見つけた水晶入りの石を拾っていきました。他にも貝の化石の入った石や個人的に気に入った色や形の石も拾っていきました。100年ほど前の瓦の一部を見つけ、採集している人もいました。中村さんから、この海岸で見られる石について解説があり、1,000万年ほど前の地層から産出したものであること、水晶が入っている石と化石入りの石は別々の場所でできたものがこの海岸に集まっていることなどを教わりました。
途中から日差しが強くなり、暑い中での活動となりましたが途中休憩しながら無事に最後まで活動しました。

 

 

15:10~16:00 活動日誌をかこう
サヒメルへ戻り、各自で今日の活動内容をまとめ、活動日誌に記入しました。多くの隊員が採集した石の特徴をスケッチしていました。午前中は雨が降る時間帯もありましたが、午後からは晴れ間もでて、予定通り野外活動もすることができました。感想では、自分で見つけることができたことが嬉しかった、海岸でいろいろな発見があったこと、見つけた石を友達にも自慢したいなどの発表がありました。また興味があれば、今度はご家族と探しに行ってみましょう。

 

次回の活動は9月3日(日)です。サヒメルで開催中の鉱物展に関連した活動と野外に出かけ、三瓶の生物や地球冷却微生物を探す活動を行う予定です。

第3回の活動日 9月3日(日)10:00~16:00
集合場所:三瓶自然館レクチャールーム