第2回活動 落ち葉の下でくらす生きものとクマムシの観察
2025年7月12日
概要
日 時 2025年6月22日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル
参 加 者 15名 欠席3名
活動内容 第2回の活動では、コケの中で暮らすクマムシや落ち葉の下で見られる小さな生き物の観察をしました。午前中はクマムシについて調べてきたことを発表し、野外に出てコケの採取と林の中で落ち葉の下にいる生き物を探索しました。室内に戻ってから、落ち葉をツルグレン装置にセットし、コケの中のクマムシを顕微鏡を使って各自で探しました。午後からはツルグレン装置で集めた小さな生き物を顕微鏡で観察し見つけた種類を記録し、さまざまな生き物が森で生活していることを学びました。その後、前回作成し乾燥させていたカメムシの標本にラベルを付けて標本を完成させました。最後に1日の活動内容を文章とスケッチで日誌にまとめました。
活動報告
10:00~10:30 始まりの会、課題の発表 
最初に前回欠席だった2名に隊員証を渡し、活動を開始しました。今日の活動予定をスケジュール表を見ながら確認し、まずは1年目の隊員たちにクマムシの分類や大きさ、脚の数、特徴について発表してもらいました。2年目以上の隊員たちは昨年調べているので復習です。クマムシはサヒメルの周りにも生息しているので、みんなで探しに出かけます。天気が崩れる予報もあったため、一部の課題は後ですることにし、早めに次の活動へ移りました。
10:30~11:30 落ち葉の下の生き物観察① 
クマムシがよく見つかるギンゴケの特徴を学んでから、野外に出て各自でコケの採取をしました。コケはサヒメルの周りにもたくさんありますが、よく見るといろいろな種類のコケがあります。みんなで探し回って、クマムシがいそうなギンゴケを見つけ少量採取しました。
その後は林に移動し、地表に積もった落ち葉や枯れ枝の下にいる生き物を探しました。ミミズがたくさん、さらにヤスデやトビムシ、ダンゴムシ、ヤマナメクジ、さらにキノコの仲間を見つけ、トゲアリを捕まえた隊員もいました。また分解されていく落ち葉の様子も観察しました。探した後は、班ごとに落ち葉を採取し持ち帰りました。
11:30~12:25 クマムシを観察しよう 
室内に戻り、持ち帰った落ち葉をツルグレン装置にセットしました。ツルグレン装置は落ち葉や土の中に潜む小さな生き物が明かりや熱を嫌う習性を利用して下方に集めて採集する装置です。しばらくセットしたままにして午後に観察します。
クマムシの観察では、各自が採ってきたコケをシャーレに入れて水に浸し、顕微鏡を使ってクマムシがいないか探しました。丹念に探すと水の中で動く生き物が見つかります。センチュウやダニの仲間が多く見つかり、何人かは自分で採取したコケからクマムシを見つけることができ、身近な環境にもクマムシがいることを実感できました。
12:25~13:10 昼食休けい
13:10~14:30 落ち葉の下の生き物観察②
午後からは、落ち葉の生き物に関する課題の発表を行いました。まずは調べてきた生き物の種類を発表し、ダンゴムシやアリなど身近でよく知る生き物から、カニムシやダニなど小さくてあまり見ることのない生きものまでたくさん種類を挙げてくれました。また、その中でもムカデやモグラなど肉食の生き物がいること、それらの生き物たちで落ち葉の下に1つの生態系ができていることを図示してわかりやすく発表してくれた隊員もいました。
その後は、班ごとにツルグレン装置にセットしていた容器を配り、土と一緒に水に落ちてきた小さな生き物を顕微鏡で探しました。合わせて土の中でくらす生き物の見分け方を紹介したプリントも配り、見つけた生き物はプリントを使って同定に挑戦しました。
目では見つけるのが困難な小さな生き物もたくさん見つかり、さらにどんな生き物が生息しているかを明らかにすることで、森の豊かさを見る指標にもなっていることを学びました。
14:40~15:00 昆虫標本を完成させよう 
前回作成し、1ヶ月間乾燥させていたマツヘリカメムシの標本をケースに移し、ラベルを付けて完成させました。乾燥させた標本は少し触れるだけで壊れてしまうため、みな虫には触れないよう慎重に虫を台からはずし、昆虫針だけを持ってケースに入れました。乾燥した標本は長期間の保存が可能です。直射日光に当てないなど保管方法を説明し、持って帰ってもらいました。
15:00~16:00 活動日誌をかこう、次回の活動紹介
1日の活動内容を文章とスケッチでまとめ、活動日誌に記入しました。お昼には雨予報の天気でしたが夕方まで降ることもなく、屋外の活動も含め予定通り実施することができました。今回は顕微鏡を使って活動する時間が多く集中力を必要とするため、予想以上に大変だったようです。日誌には今回使用したツルグレン装置や顕微鏡を描いたり、他の隊員と協力して活動した様子、見つけた生き物のことなどを書いていました。
次回の活動は9月7日(日)です。宇宙がテーマで夏のサヒメル企画展「太陽系大冒険」の見学や月食の仕組みを学び、望遠鏡作りなどの活動を行う予定です。







