サヒメル科学探検隊

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活動報告

第1回活動 サヒメル探険と4,000年前の昆虫を探そう

概要

日  時 2018年5月20日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル
参 加 者 12名(2名欠席)
活動内容 今年度最初のサヒメル科学探険隊の活動。最初にサヒメル科学探険隊の任命式を行い隊員証を受け取り、スタッフと隊員の自己紹介の後、午前中は館内でのワークシートを行いました。その後バスに乗り三瓶小豆原埋没林公園に出かけ、三瓶山の噴火で埋もれた木の様子や発見までの経緯について学びました。午後からは埋没林で採取された土から、噴火で埋もれてしまった生きものを調べました。最後に今日の探険隊の活動を活動日誌にまとめ、感想を発表しました。

活動報告

10:00~10:30 始まりの会
第1回の活動開始です。皆木隊長の開会のあいさつの後、最初にサヒメル科学探険隊の任命式を行いました。隊長からみんなに隊員証を1人ずつ配布し、正式に今年度の隊員になりました。
その後、サヒメル科学探険隊を担当するスタッフの紹介と探険隊の活動目的などをお話した後、隊員みんなが1人ずつ自己紹介をしました。住んでいる場所はちがいますが、みんな自然や科学が好きな子どもたちであることは一緒です。特に今回は生きものが好きな隊員が多いようでした。

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10:30~11:00 探険隊ワークシート
まずは館内での活動です。本館の展示に関連したワークシートを3つの班に分かれて、挑戦しました。初めて顔を合わせる人たちとの活動でしたが、展示を見て話し合いながら問題を解くことができ、終了時間前にはすべての班が全4問解き終わりました。最後に答え合わせをして動物や昆虫の特徴について学びました。

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11:00~12:15 三瓶小豆原埋没林公園の見学
サヒメルからバスに乗り、10分ほど山を下った場所にある三瓶小豆原埋没林公園を見学しました。埋没木はサヒメルにも展示がありますが、ここは発掘された現地となり、たくさんの埋没木が並ぶ迫力ある展示が見られます。公園のスタッフである大野さんに埋没林が埋もれていた様子とその理由、現在の展示と保存について話をうかがいました。地下10mに4,000年前の三瓶の森が保存されていたことに、みんな驚いた様子でした。

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12:20~13:05 昼食休けい

13:05~14:45 4,000年前の土から昆虫を探そうP5204511
午後の活動開始です。埋没林では4,000年前に埋もれた巨木だけでなく、他にも葉やコケ、昆虫なども土の中から見つかっています。これまでの調査で見つかったものを紹介した後、埋没木の発掘に合わせて採取された土から当時の生きものの遺物を探しました。土の中から見つけたものの多くは木(スギ)の枝や根、樹皮でしたが、何かの葉の一部を見つけている人もいました。また土の中には石が少なく、ほとんどが粘土質の黒い土であることに気づいたようでした。

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14:45~15:00 サヒメル周辺で自然観察
少し時間ができたので、サヒメルの外に出てこの季節に周囲で見られる生きものを観察しました。短時間でしたが、ムネアカオオアリの女王アリやキアシドクガの幼虫とサナギの観察、アリジゴク、ヤマトシロアリなどを見つけました。またカナヘビを捕まえている人もいました。実際に見つけて、触れたりした体験がよかったようです。

 

15:00~15:30 活動日誌をかこうP5204488
今日1日に活動した内容を活動日誌に記入しました。体験したことや学んだ内容を文章にまとめ、記録することも大切な探険隊の活動です。また活動した内容で印象に残ったことを感想を記入し、発表してもらいました。
最初は慣れない作業かもしれませんが、これからも活動の度に活動日誌に記録します。文章にまとめたり、人に伝えたりする作業も頑張って取り組みましょう。

 

次回の活動は6月24日(日)です。次回の活動に関する課題も出ていますので、第2回の活動日までに準備して来月の活動に備えましょう。次回のご参加もお待ちしています。

第2回の活動日 6月24日(日)10:00~16:30
集合場所:レクチャールーム