サヒメル科学探検隊

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活動報告

第3回活動 サヒメルで天体観察しよう

概要

日  時 2018年9月9日(日) 15:00~21:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル
参 加 者 14名
活動内容 第3回の活動。今回は天文が専門の竹内研究員を先生に迎え、活動を行いました。最初にみんなが観察した4つの惑星についてその特徴や見え方を学びました。その後、望遠鏡キットを使って望遠鏡の構造を学びながら望遠鏡を組み立てました。夜には望遠鏡を使って星の観察をする予定でしたが、あいにくの雨だったため、プラネタリウムに星を投影し、望遠鏡で観察する練習を行いました。最後に探険隊の活動を活動日誌にまとめ、感想や質問を発表しました。

活動報告
15:00~16:00 始まりの会、天文について学ぼうP9095082
第3回の活動開始です。最初に今回はサヒメルの天文担当である竹内研究員が先生です。まずは前回の課題であった自宅から金星、火星、木星、土星の4つの惑星を観察し、調べた結果を隊員から発表してもらいました。人によっては観察できなかった惑星もあったようですが、惑星の特徴や他の星との見え方の違いなどを最新の知見についても説明を受けて教わりました。

 

16:00~17:45 望遠鏡を作ろう
この後は天体望遠鏡の作成です。1人1人にキットが配られ、竹内研究員の説明を受けながら、みんなで望遠鏡の組み立てに取り組みました。間違えないよう、たくさんのパーツを順番に組み立てたり、接着したりと多くの作業がありましたが、みんな頑張って組み上げることができました。予定の時間を少しオーバーしてしまいましたが、材料から組み立てることで、望遠鏡の構造がどうなっているのか、理解できたようです。

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17:45~18:25 夕食休けい

18:25~19:00 サヒメルの天文台見学
自分で作った望遠鏡を持って新館5階に移動し、サヒメルの天文台で望遠鏡の種類や特徴について学びました。その後、望遠鏡を使う練習として、望遠鏡を三脚にセットして室内にある非常口の照明を望遠鏡で覗いてピントを合わせたり、使い方を学ぶ体験をしました。隊員のみんなには、見たい場所を望遠鏡で捉えたり、三脚で操作するのは慣れない作業で難しかったようです。しかし熱心に取り組み、うまく見えたときには歓声が上がっていました。また望遠鏡は双眼鏡と違い、反転して見えることも知ることができました。
サヒメルが所有する、ガリレオが天体観察に用いていたガリレオ式望遠鏡を覗く体験もあり、自分たちの望遠鏡と比べ、視野がとても狭いことに驚いていました。

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19:00~20:10 望遠鏡を使って天体観察をしようIMGP8314
夜になり、望遠鏡を使って実際に星を見る予定でしたが、曇のため、プラネタリウムに移動し、ドームに投影された星を望遠鏡に合わせて観察する練習を行いました。暗い中で小さな星を望遠鏡に捉えるのはかなり難しかったようで、みんな四苦八苦しながら望遠鏡の操作を練習しました。惑星のような小さな星を捉えるのは難しいですが、最初は月や昼間に見えている標識など大きなものを目標物に練習すると、上達すると説明がありました。望遠鏡を使って星が観察できるよう、活動後も各自で練習してみましょう。その後、ドームで今見られる星や星座について投影してもらい、星の探し方や名前、星座について教えもらいました。

20:10~21:00 活動のまとめ
今回は天体観察がテーマということで、夜間に実施しましたが無事終了しました。最後に今日の活動を日誌にまとめて活動は終了です。あいにく実際の空で星を見ることができませんでしたが、また家に帰ってから、後日持ち帰った望遠鏡で星を見ていただければと思います。宇宙や天体は、現在もどんどん新しいことがわかってきていますが、まだわからないこともたくさんあります。今日の活動を通して、より宇宙に興味をもって、また自分で観察したり、調べたりしてみましょう。
次回の第4回活動は10月21日(日)です。集合場所は三瓶自然館サヒメルですが、主な活動場所はサヒメルから少し離れた島根大学の三瓶演習林です。野外での活動も予定していますので、持ち物や服装などの準備物を確認して、参加しましょう。