サヒメル科学探検隊

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活動報告

第4回活動 樹木の葉の成長を観察しよう!

概要

日  時 2021年10月24日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル、島根大学演習林、三瓶小豆原埋没林
参 加 者 15名 欠席4名
活動内容 最初にサヒメルに集合した後、バスで島根大学三瓶演習林へ移動しました。午前中は、島根大学の先生方と林内で見られる樹木の種類や葉や芽の特徴を教わりスケッチを行いました。午後からは会場を三瓶小豆原埋没林公園へ移動し、室内で葉っぱや花などの折り畳まれ方を折り紙で体験しながら学び、実際に紙を閉じたり開いたりすることで、折り畳まれ方と開き方の特徴を生物がうまく利用していることを体験的に学びました。またその仕組みを調べることで、人工衛星や医療、身の回りのものまでさまざまに活用され、人の役にも立っているこをも学ぶことができました。

 

活動報告

10:00~10:20 始まりの会、三瓶演習林へ移動
三瓶自然館に集合し、本日のスケジュールを説明しました。今回は午前中は、同じ三瓶山にある島根大学三瓶演習林を会場に野外での活動を予定しています。そのため、まずはすぐに活動できるよう、長靴に履き替えるなど活動準備をした後に、サヒメルのバスに乗り込み三瓶演習林移動しました。

 

 

 

10:30~12:00 実習1「秋の森の中の樹木を観察しよう」
三瓶演習林では、島根大学の3名の先生方(山下先生、葛西先生、斎藤先生)に指導頂きました。まずは安全のために全員ヘルメットを被って、林内へ移動しました。     スギが植林された林の中へ入り、山下先生からさまざまな植物の種類や葉の特徴を教わりルーペなども使ってみんなで観察しました。芽や実なども見られ、植物によって芽の付き方や色や形、葉脈のパターンもさまざまであることを学びました。
その後、各自が好きな葉っぱを選んで葉のスケッチをしました。スケッチの代わりに葉をなぞって上手に写し取る隊員たちもいました。活動終了後は、またサヒメルバスに乗って今度は三瓶小豆原埋没林公園へ移動しました。

 

 

12:15~13:00 昼食休けい
三瓶小豆原埋没林公園の芝生広場で昼食。

13:00~14:20 実習2「折り紙で芽の中の葉っぱを作ってみよう」
午後からは三瓶小豆原埋没林公園のガイダンス棟内での活動です。今度は島根大学の斎藤先生に生物や自然の観察から、シカのツノや幼虫の形、雪の結晶など自然界で見られるさまざまな形を折り紙で再現できること、なぜこんな形になっているのかを折り紙を使って考えることで、その仕組みの解明や応用にもつながることを解説して頂きました。その後、実際に葉っぱの形をした色紙を使って、みんなで折って葉っぱの畳まれ方を学ぶ実習に取り組みました。
斜めに谷折りと山折りを繰り返す作業にやや苦戦する隊員もいましたが、全員葉っぱ型色紙を折り畳むことができました。畳まれた色紙の左右を持って引っ張ると1回でスムーズに広がること、比較用に別に配られた垂直方向にのみ折られた葉っぱ型の色紙を開く際は左右と上下の2回、引っ張らないと葉を開くことができず、折り方によって開きやすさに違いがあることを体験することができました。
葉っぱに見られるこのような簡単に開く折り方をミウラ折りということ、植物だけでなく昆虫の翅など、自然界で広く見つかっていることの紹介がありました。他にもアサガオのつぼみの折り畳み方も折り紙で見せて頂き、自然の巧みな仕組みを学びました。こうした折り畳み方を応用して、身の回りの物から人工衛星の太陽光パネルまで広く応用され、人の役にも立っているそうです。

 

14:20~14:30 休けい

14:30~15:10 まとめ、課題の発表
全体の活動のまとめとして、山下先生からサクラの芽吹きと開花の様子の紹介がありました。地球上で唯一の生産者として、植物が光合成を行い、みんなが食べるお米や野菜、そして酸素を生産し、そのおかげで人を含めたくさんの生き物たちが生きているという、植物と生きものの関わりについて説明がありました。
隊員から前回の課題であった植物の葉の役割について発表があり、こちらも山下先生に解説していただきました。

15:10~15:45 活動日誌をかこう
今日の活動した内容を日誌にまとめました。初めて三瓶演習林に入って調査研究に利用されている林があることや、さまざまな植物が見られたこと、折り方で葉っぱの折り方開き方などの特徴を学べたなどの感想がありました。

15:45~16:00 次回の案内、終了
お土産に三瓶演習林のエコバックなどを頂きました。そして次回の活動スケジュールと課題について説明し、今回の活動を終了しました。

 

次回の活動は11月7日(日)です。次回が今年最後の活動になります。集合場所と解散場所が異なりますのでご注意ください。

第5回の活動日 11月7日(日)10:00~16:00