サヒメル科学探検隊

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活動報告

第3回活動 トンボのマーキング調査に挑戦!/夏の企画展「海竜展」の見学

概要

日  時 2026年9月6日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル、さんべ縄文の森ミュージアム
参 加 者 6名 欠席3名
活動内容 今回の活動では、午前中にサヒメルで開催中の夏の特別企画展「海竜大進化」を見学しました。魚竜、モササウルス類、首長竜など、「海竜」と称される生物を中心に、中生代の海で繁栄したさまざまな生物について、展示を通して学びました。午後からは、「トンボのマーキング調査に挑戦」と題して、ウスバキトンボにマーキングを行う目的や方法について学んだ後、実際に野外でトンボの捕獲に挑戦しました。しかし、午後は天候が悪く、残念ながら調査対象であるウスバキトンボを捕獲することはできませんでした。その一方で、他種のトンボを観察したり、池に生息する水生昆虫を観察したりすることができました。最後に、1日の活動内容を日誌にまとめ、活動を終了しました。

 

活動報告

10:00~10:45 始まりの会、課題の発表  
第3回の活動を開始しました。まず、スケジュール表を見ながら今日の活動予定を確認しました。午前中は館内で夏の特別企画展「海竜大進化」を見学し、午後からはサヒメルバスに乗ってさんべ縄文の森ミュージアムへ出かけ、ミュージアムの広い中庭でトンボのマーキング調査を体験する予定です。また、全員が調査で使用する捕虫網を持参していることも確認しました。
今日は降水確率が高く、午後の活動が実施できるか不安な天候でしたが、参加者からは「外で調査をしたい」という声が多く聞かれました。そのため、多少天候が悪くても、状況を見ながら予定どおり出かけることにしました。
まず、前回の課題について発表してもらいました。「海竜はどのような生物なのか」「恐竜と海竜は何が違うのか」という問いについて、事前に調べてきたことを何人かに発表してもらいました。その中で、海竜とは、海で暮らすことに適応した大型の爬虫類などを指す呼び方であり、分類学上のまとまったグループではないことを確認しました。一方、恐竜は分類学上のグループであり、両者は分類の考え方が異なることを学びました。
さらに、午後の活動に関連して、昆虫がどれくらいの距離を飛ぶことができるのかを想像してもらいました。モンシロチョウ、カブトムシ、タガメを例に、それぞれがどのくらい飛ぶことができるのかを考えてもらい、その後、昆虫の飛翔距離について紹介しました。
昆虫には飛翔能力をもつ種類が多く、種類によっては数百メートルから数キロメートルに及ぶ距離を移動することがあります。しかし、野外で昆虫が実際にどれくらいの距離を飛んだのかを正確に調べることは容易ではなく、飛翔距離についてはまだ分かっていないことも多いことを紹介しました。

 

10:45~11:45 夏の企画展「海竜大進化」の見学
現在サヒメルで開催中の夏の特別企画展「海竜大進化」を、展示物や解説を読んでワークシートに取り組みながら見学しました。魚竜やモササウルス類、首長竜についてはもちろん、ウミガメやアンモナイトなど、中生代の海で繁栄したさまざまな生物について、展示やワークシートを通して詳しく学びました。また、化石からその生物の生態を知るためには、化石として残された骨の形を詳しく調べるだけでなく、現生の生き物の骨の形と比較することが重要であることを学びました。こうした比較から、当時の生物が何を食べていたのか、どのような暮らしをしていたのかなどを推測していることを知りました。

 

11:45~12:30 昼食休けい

12:30~13:15 トンボのマーキング調査に挑戦①
午後からは、トンボのマーキング調査を行うため、まず調査の目的や方法について学びました。トンボやその他の昆虫だけでなく、鳥や哺乳類など、さまざまな生物を対象に「標識調査」と呼ばれる調査が行われています。これは、生物に標識を付け、その後に再び発見することで、どこへどのくらいの距離を移動するのか、また、どのくらいの寿命があるのかなどを調べる調査です。標識の付け方は、調査する生物の種類や大きさなどによってさまざまです。昆虫は体が小さいため、鳥類などで使われるような標識を付けることが難しく、マジックなどを使って体に印を書くマーキングがよく行われています。
今回は、長距離を移動する可能性が指摘され、全国各地でマーキング調査が行われているウスバキトンボを対象に調査を行います。まず、ウスバキトンボの特徴や他のトンボとの見分け方、捕獲方法などについて学びました。その後、サヒメルバスに乗って、調査場所であるさんべ縄文の森ミュージアムへ移動しました。

13:15~15:00 トンボのマーキング調査に挑戦②
さんべ縄文の森ミュージアムの中庭は、広い芝生と小さな池が複数あり、晴れていればウスバキトンボがたくさん飛び回ることが期待できる環境です。しかし、当日は曇り空で、時折小雨が降るなど、トンボの調査には厳しい天候となりました。それでも隊員たちは、全員が捕虫網を手にしてウスバキトンボを探し、園内を走り回りながら調査に取り組みました。シオカラトンボやショウジョウトンボなど、調査対象ではないトンボは見つけることができ、実際に捕獲して観察することもできました。一方、ウスバキトンボは数が少なく、何度か飛んでくる姿は確認できたものの、残念ながら捕獲してマーキングを行うことはできませんでした。
その後、次第に雨が強くなってきたため、予定を変更してミュージアム館内を短時間見学しました。館内では、約4,000年前の三瓶山の森の姿を残す展示を見学し、当時の三瓶山で起こった火山噴火についても学びました。
今回は残念ながらウスバキトンボへのマーキング調査を行うことはできませんでしたが、この調査は個人でも参加することができます。今回の活動をきっかけに興味を持った人は、ぜひ「ウスバキトンボ全国調査」のホームページから申し込み、自宅の周辺でも調査に挑戦してみてください。

 

15:00~16:00 活動日誌をかこう、次回の活動紹介
今日の活動内容を、文章とスケッチでまとめ、活動日誌に記入しました。午前中はサヒメルで企画展を見学し、午後はさんべ縄文の森ミュージアムの中庭でトンボのマーキング調査に挑戦するなど、異なる2つのテーマについて活動しました。どちらも初めて体験することや学ぶことが多く、普段とは違った体験ができたのではないかと思います。
天候がすぐれず、思うようにトンボの調査ができなかったことは残念でしたが、実際に捕虫網を持って野外へ出て、生き物を探すという野外調査の一端を体験することができました。
最後に、次回の活動内容と課題を紹介しました。次回の課題が「輪郭に直線がない紙を折って直角二等辺三角形を作ること」と知ると、さっそくみんなで用意された紙を手に取り、それぞれ思い思いの方法で折り始めていました。次回、どのような直角二等辺三角形を作ってくるのか楽しみです。

 

次回の活動は、10月18日(日)です。三瓶にある島根大学の演習林へ出かけ、活動を行う予定です。当日の活動に必要な持ち物を事前に確認し、忘れ物がないよう準備して参加しましょう。

 

第4回の活動日 10月18日(日)10:00~16:00
集合場所:三瓶自然館レクチャールーム