サヒメル科学探検隊

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活動報告

第3回活動 恐竜展見学と太陽観察

概要

日  時 2022年9月11日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル
参 加 者 12名 欠席6名
活動内容 第3回のサヒメル科学探険隊の活動。前回配った今日の活動に関連した課題の解答をみんなから発表してもらい事前学習した後、午前中は恐竜の企画展をワークシートを解きながら見学しました。午後からはペーパークラフト工作を行い、現在も運用されている太陽観測衛星ひのでを製作しました。その後新館5階に移動し、望遠鏡を使って太陽観察を行い、黒点を見たり、太陽について解説を受け、詳しく学ぶことができました。

 

活動報告

10:00~10:30 始まりの会、課題の答え合わせ
今回の活動スケジュールの紹介をした後、前回出した課題の答えを隊員のみんなに発表してもらいました。恐竜の化石に関すること、島根で恐竜化石が見つかっていない理由、太陽で最も高温になる場所などを自分で調べたり考えたりしたことについて、たくさん発表してくれました。いずれも今日の第3回活動に関する内容ばかりです。しっかり活動を頑張りましょう。

 

 

10:30~11:50 実習1 サヒメル夏の企画展 恐竜展見学
3班に分かれ、サヒメルで開催中の夏の企画展「恐竜の世界へ行ってみた」の見学をワークシートを解きながら行いました。本館2階と企画展示室にある恐竜の展示を見ながら、化石の特徴や中国地方で見つかっている化石、恐竜と鳥類の関係、白亜紀時代の環境について、問題を解きながら学びました。恐竜時代は二酸化炭素濃度が高く、現在よりも海水面が200mも高かったとの推測があり、現在だと隊員みんなが住んでいる場所のほとんどが水没しまうことなど、現在との環境の違いについても、実感することができました。

 

11:50~12:40 昼食休けい

12:40~13:50 実習2 太陽観測衛星ひのでを作ってみよう
午後の活動の最初は、ペーパークラフトでみんなが生まれる前の2006年に種子島から打ち上げられ、現在も観測を行っている太陽観測衛星ひのでをペーパークラフトで作ることに挑戦しました。まず最初は、少し厚めの紙にプリントされたひのでのパーツをすべてハサミで切り出します。その次に組立の前段階として、折り目を付けていきます。切り出すことも大変ですが、小さなパーツにあるたくさんの折り目を1つ1つ付けるのはとても大変で、根を上げる隊員もいました。その後は各パーツを組立てながらボンドで接着していきます。この作業段階までくると、次第に形が出来上がってくるので隊員のみんなも元気に取組み、1時間ほどでほとんどの隊員が作り上げることができました。左右に伸びた太陽電池パネルに3つの望遠鏡を備えてひのでが完成です。

 

 

13:50~14:50 実習3 太陽の観察
午後の活動の2つ目は新館5階に移動しての太陽観察です。雲の多い天気でしたが、天体観察室で太陽が顔を出すのを待ちました。昨年も実施して観察できませんでしたが、今年は晴れ間もあり、太陽観察グラスで観察し、見た目の大きさが月と同じくらいに見えること、望遠鏡での観察で複数の小さな黒点も実際に観察し、太陽の表面温度や粒状の黒点1つで地球1個分の大きさがあることなどを学びました。

 

14:50~15:00 休憩

14:50~16:00 活動日誌をかこう
今回の活動内容をまとめ、活動日誌に記入しました。1日さまざまな活動を行い、恐竜や太陽のことなど、初めて知ったこと、学んだことがたくさんあったと思います。それぞれが感じたことをまとめて文章とスケッチでまとめました。
次回の活動では、大学の先生と一緒に野外での活動を予定しています。服装や準備物を確認の上、参加してください。次回も一緒に活動を頑張りましょう。

 

次回の活動は10月23日(日)です。三瓶山にある島根大学の演習林に出かけ、大学の先生の指導の下、樹木の種類を調べたりさまざまな部位を測定し特徴を学ぶ予定です。

第4回の活動日 10月23日(日)10:00~16:00
集合場所:三瓶自然館レクチャールーム

第2回活動 三瓶山の自然を調べよう!

概要

日  時 2022年6月12日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル、北の原、名号登山道
参 加 者 15名 欠席3名
活動内容 第2回のサヒメル科学探険隊の活動。最初にみんなにルーペを配り、ルーペの使い方を学んだ後、3つの班に分かれて北の原に出て、草原の草花や生きものを探しました。ちょうど姫逃池ではカキツバタの保全作業中で、除草作業の様子や池の生き物も見ることができました。昼食休憩の後、午後からは、森林へ向かい、登山道の1つである名号コースに入り、道沿いで見られる動植物を観察しました。近い場所では草原と森林では異なる生物が見られることを実感することができました。サヒメルに戻ってから、今日の探険隊の活動を活動日誌にまとめ、感想を発表しました。

 

活動報告

10:00~10:30 始まりの会、課題の答え合わせ
今日の活動予定について説明と今日が今年初めての隊員1名の紹介をした後、前回出した課題の答え合わせを行いました。みんなの住んでいる標高と、サヒメルや三瓶山の標高の違いと気温との関係について、解いてもらい、三瓶山では大きく気温が下がることを学びました。また今日見られる可能性のあるモリアオガエルの事前学習として、大きさも調べて発表してもらいました。

 

 

10:20~10:40 今日の活動の説明と準備
今日は、天気も良いので午前、午後と野外で活動することを伝え、3班に分かれて活動するため、班についてサポート頂くインタープリターの講師2名を紹介しました。そして、観察で使えるルーペを配り、使い方を学びました。ルーペは虫メガネよりもレンズが小さく、慣れるまでは使いにくいかもしれませんが、高倍率のため詳しく観察するのに向いでいます。活動中に使用して使い方に慣れていきましょう。

 

10:40~12:00 三瓶山の自然をみんなで調べよう①
3班に分かれて野外活動開始です。午前中は北の原の草原と姫逃池周辺に出かけて活動しました。さまざまな動植物が見られますが、特に見つけて欲しいターゲットとする6種類の花や生物の写真を配り、それぞれの班が探しながら記録していきました。姫逃池ではちょうど同日に実施されていた姫逃池保全作業中で、多くの人が池に入って除草作業を行っていました。作業の様子を見学していると、除草した外来種のセイヨウスイレンや池の中にいたモリアオガエルなどを持ってきてくださり、直接観察することができました。活動時間内に、ターゲット以外の動植物も含めて次々と発見することができ、あっという間に予定の時間となってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

12:00~12:50 昼食休けい

12:50~15:00 三瓶山の自然をみんなで調べよう②
午後は、今度は草原の奥にある森林に入って活動しました。山頂まで続く登山道の1つである名号登山道のコースは、ずっと森林の中を進むルートです。今日はそのうちのほんの一部だけですが、なだらかな林内の道を班ごとに歩いて動植物を観察していきました。森林コースでは草原とは異なるターゲットも探しながら、草原では見られなかった樹木の花や実、種子、鳥などたくさん見つけることができました。初めて登山道を歩く隊員も多かったようで、自然豊かな三瓶山の森の自然を実感できたようでした。

 

15:00~16:00 活動日誌をかこう
今日の活動内容をまとめ、活動日誌に記入しました。天気もよく1日野外で活動することができました。たくさん歩いて体力的にも疲れたと思いますが、さまざまな環境でこの季節に見られる自然や生き物たちをたくさん観察することができました。感想では、草原と森林で見つけられる生きものが違ったこと、絶滅危惧種になっているような珍しい生き物に出会えて良かったなどの発表があり、国立公園である三瓶山の自然環境を学ぶことができました。

 

次回の活動は9月11日(日)です。サヒメルで開催中の夏の企画展「恐竜展」に関連した活動や太陽の観察などを行う予定です。

 

第4回の活動日 9月11日(日)10:00~16:00
集合場所:三瓶自然館レクチャールーム

第1回活動 外来種はどこにいる?学んで探そう!

概要

日  時 2022年5月22日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル、北の原
参 加 者 17名(欠席1名)
活動内容 今年1回目のサヒメル科学探険隊の活動。最初にサヒメル科学探険隊の活動の紹介と参加者全員に隊員証を渡して活動開始。午前中は、館内でワークシートを使って展示を詳しく見学し、その後今回のメインテーマである外来種に関する展示を見て外来種について学びました。午後からは三瓶山北の原に出て、実際に野外で外来種を探し、多くの外来種が入っていることを確認しました。最後に今日の探険隊の活動を活動日誌にまとめ、感想を発表しました。

 

活動報告

10:00~10:30 始まりの会 
全員が集合し、予定通り10時から活動を始めました。皆木隊長と松村副隊長のあいさつの後、サヒメル科学探険隊の活動目的などを紹介しました。そしてサヒメル科学探険隊の隊員証を1人1人に手渡し、隊員みんなが1人ずつ自己紹介をしました。今回は昆虫や生き物が好きな隊員が多いようです。
今年は全員で18名が参加して活動を行います。昨年から続けて参加する子も初めて参加する子もみんな自然や科学が大好きな子どもたちです。慣れない活動もあると思いますが、みんなで一緒にがんばりましょう。

 

10:30~11:00 サヒメルの館内見学
最初の活動はオリエンテーリングを兼ねて、3班に分かれて、班ごとに館内の展示を見ながらワークシートを解きました。みんなサヒメルには何度も来たことがあるようですが、ワークシートの問題は、地学や絶滅危惧種、外来種に関する問題など展示をよく知っていないとわからないものばかり。1人で解くのは難しい問題もあったと思いますが、班のみんなで協力して答えやヒントを探し、問題を解いていきました。おそらく今回初めて気がついた展示や内容もあったと思います。また初めて参加する隊員のみんなも、他の隊員たちと少し打ち解けて一緒に活動ができたようでした。

 

11:30~12:00 外来種を見つけよう①
続いて、第1回の活動のテーマ、外来種についてサヒメルの春の企画展の展示を見ながら、ワークシートを解いていきました。種類を答える問題に加え、展示パネルを読んで考えて、答える問題もありましたが、みんなこちらの予想よりも早く解き終えました。全員で答え合わせをして、どんな外来種がいるのかはもちろん、渡り鳥と外来種の違いや外来種がどうやって日本にやってきたのかなど、理由や問題について詳しく学びました。

 

12:00~12:45 昼食休けい

 

12:45~15:00 外来種を見つけよう② 
午後からは野外で外来種を見つける活動しました。まずサヒメルのある三瓶山は国立公園に指定されており、特に自然を保護している場所であることを知ってもらいました。その後、北の原で見られる外来種をプリントを配って説明をした後、野外に出かけてみんなで外来種を探しました。探してみると、国立公園の中にも植物を中心に多くの外来種があることがわかりました。合わせて絶滅危惧種になっているオキナグサや大田市の天然記念物になっている、姫逃池のカキツバタ群落の花と外来種のセイヨウスイレンの繁殖の様子を観察しました。

 

15:00~16:00 活動日誌をかこう
今回の活動した内容を活動日誌にまとめました。体験したことや学んだ内容を文章にまとめ、記録することも大切な探険隊の活動です。また活動の中で印象に残った感想を発表してもらいました。身近に見られる生きものにも外来種が含まれていることに驚いた参加者もいたようです。実は、国立公園内よりも人が住んでいる場所や港などで多くの外来種が見られるはずです。ぜひ探してみましょう。
最後に次回の活動スケジュールと次回までに解いてくる課題を配り、第1回の活動を終了しました。
第2回の活動は梅雨時期なので天気が心配ですが、今回に続いて野外での調査と森に入っての活動も予定しています。しっかり準備して次回の活動も頑張りましょう。

 

第2回の活動日  6月12日(日)10:00~16:00
集合場所:三瓶自然館レクチャールーム

 

第5回活動 三瓶小豆原埋没林公園見学/1年間の活動報告

概要
日  時 2021年11月7日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶小豆原埋没林公園、三瓶山北の原、三瓶自然館サヒメル
参 加 者 16名(欠席3名)
活動内容 第5回の活動です。午前中は三瓶小豆原埋没林を見学し、埋没林の発見の経緯や成因、見つかった木の大きさや特徴、保存処理の方法などを伺いました。その後サヒメルに戻り、秋の北の原で草花や昆虫などの生きもの観察をしました。午後からは今年度の活動のまとめとして、印象に残った活動テーマを各自1つ選び、新聞形式で内容をまとめ保護者の前で発表しました。最後に探険隊の修了証書を受け取り、全5回の活動を終了しました。

 

活動報告

10:00~11:00 三瓶小豆原埋没林公園見学
第5回の活動開始です。三瓶小豆原埋没林公園に集合し、埋没林公園のスタッフ中山さんに解説してもらいながら、展示棟内を見学しました。三瓶の埋没林が見つかった場所が元々どのような場所で、なぜ見つかったのかから始まり、できた時代や特徴、そこから何がわかるかを詳しく教えて頂き、世界的にも珍しい貴重な物であることを教わりました。以前来たことがある人もいましたが、解説を聞いて初めて知ったことも多くあり、解説の後には木の重さやどのようにサヒメルに運搬展示したのかなど多くの質問もありました。

 

11:00~11:15 サヒメルへ移動

11:15~12:20 北の原で自然観察
秋の北の原に出かけて自然観察をしました。春にも観察をしましたが、春とは様子も異なり、草原ではススキの穂が揺れ、秋の草花が多く咲いていました。少し風が吹いていましたが快晴で、みんなで草地ではイナゴ、トノサマバッタなど、姫逃池の周りではアカトンボの仲間など秋の昆虫たちを見つけ、捕まえて翅の模様や種類の特徴を観察しました。蛾の仲間のヒメヤママユを見つけ、大きな目や枝分かれした立派な触角も観察できました。

 

12:20~13:00 昼食休けい

 

13:00~13:30 活動日誌をかこう
まずは今日の午前中の活動を活動日誌にまとめました。感想では、展示されている埋没林をどのように保存したらよいか、現在も保存環境の測定や保存処理作業が続けられていることを初めて知った、思っていたよりも展示棟が深く、大きかったなどの意見がありました。

 

 

 

13:30~15:00 探検隊新聞をつくろう
ここからは、今年度の活動のまとめとして探検隊新聞を作ります。まず、みんなが各自で1年間の活動で印象に残った活動、発表したい活動内容を1つ選び、その活動の概要や体験したこと、それぞれが感じたこと、そして全体の活動を終えての感想を3枚のワークシートにまとめました。ワークシートを完成させた後、書いた内容を、1人1枚A3の用紙に新聞の形式でタイトルや見出し、活動内容を清書して完成させました。学校でも新聞づくりは学習しているので、慣れている隊員もいましたが、どの活動を選んでどのようにまとめたらよいか、苦労している隊員もいました。
完成した人からボードに掲示して、発表の準備ができました。

 

15:00~15:40 探検隊新聞発表
ここからは、普段は直接活動を見ることがない保護者の方にもお集まりいただき、今年度の活動の報告を1人1人行いました。発表内容に各自が選んだテーマは、三瓶山の自然をみんなで調べよう、三瓶小豆原埋没林公園の見学、葉っぱの折り畳み方を学ぼう、昆虫展見学などさまざまでしたが、活動したこと、学んだことや気づいたことを自分なりにまとめて発表しました。発表前はみんな緊張した様子でしたが、自分の言葉で一生懸命発表を行い、来年も参加したいと感想を述べる隊員もいました。

 

15:40~16:00 修了証書授与、今年度の活動終了
これで今年度のサヒメル科学探険隊の活動、全5回はすべて終了しました。最後に修了証書の授与を行い、皆木隊長から1人1人に修了証書を手渡しました。隊員の皆さん、1年間お疲れさまでした。
サヒメル科学探検隊での活動を通じて、みんなが自然や科学に今まで以上に興味もち、今後も身の回りの出来事や自然科学の不思議を見つけて、自分で調べたり関心をもって頂けると嬉しいです。これからも疑問に思うことや知りたいことがあれば、いつでも三瓶自然館サヒメルにお問い合わせください。お待ちしています。

 

第4回活動 樹木の葉の成長を観察しよう!

概要

日  時 2021年10月24日(日) 10:00~16:00
活動場所 三瓶自然館サヒメル、島根大学演習林、三瓶小豆原埋没林
参 加 者 15名 欠席4名
活動内容 最初にサヒメルに集合した後、バスで島根大学三瓶演習林へ移動しました。午前中は、島根大学の先生方と林内で見られる樹木の種類や葉や芽の特徴を教わりスケッチを行いました。午後からは会場を三瓶小豆原埋没林公園へ移動し、室内で葉っぱや花などの折り畳まれ方を折り紙で体験しながら学び、実際に紙を閉じたり開いたりすることで、折り畳まれ方と開き方の特徴を生物がうまく利用していることを体験的に学びました。またその仕組みを調べることで、人工衛星や医療、身の回りのものまでさまざまに活用され、人の役にも立っているこをも学ぶことができました。

 

活動報告

10:00~10:20 始まりの会、三瓶演習林へ移動
三瓶自然館に集合し、本日のスケジュールを説明しました。今回は午前中は、同じ三瓶山にある島根大学三瓶演習林を会場に野外での活動を予定しています。そのため、まずはすぐに活動できるよう、長靴に履き替えるなど活動準備をした後に、サヒメルのバスに乗り込み三瓶演習林移動しました。

 

 

 

10:30~12:00 実習1「秋の森の中の樹木を観察しよう」
三瓶演習林では、島根大学の3名の先生方(山下先生、葛西先生、斎藤先生)に指導頂きました。まずは安全のために全員ヘルメットを被って、林内へ移動しました。     スギが植林された林の中へ入り、山下先生からさまざまな植物の種類や葉の特徴を教わりルーペなども使ってみんなで観察しました。芽や実なども見られ、植物によって芽の付き方や色や形、葉脈のパターンもさまざまであることを学びました。
その後、各自が好きな葉っぱを選んで葉のスケッチをしました。スケッチの代わりに葉をなぞって上手に写し取る隊員たちもいました。活動終了後は、またサヒメルバスに乗って今度は三瓶小豆原埋没林公園へ移動しました。

 

 

12:15~13:00 昼食休けい
三瓶小豆原埋没林公園の芝生広場で昼食。

13:00~14:20 実習2「折り紙で芽の中の葉っぱを作ってみよう」
午後からは三瓶小豆原埋没林公園のガイダンス棟内での活動です。今度は島根大学の斎藤先生に生物や自然の観察から、シカのツノや幼虫の形、雪の結晶など自然界で見られるさまざまな形を折り紙で再現できること、なぜこんな形になっているのかを折り紙を使って考えることで、その仕組みの解明や応用にもつながることを解説して頂きました。その後、実際に葉っぱの形をした色紙を使って、みんなで折って葉っぱの畳まれ方を学ぶ実習に取り組みました。
斜めに谷折りと山折りを繰り返す作業にやや苦戦する隊員もいましたが、全員葉っぱ型色紙を折り畳むことができました。畳まれた色紙の左右を持って引っ張ると1回でスムーズに広がること、比較用に別に配られた垂直方向にのみ折られた葉っぱ型の色紙を開く際は左右と上下の2回、引っ張らないと葉を開くことができず、折り方によって開きやすさに違いがあることを体験することができました。
葉っぱに見られるこのような簡単に開く折り方をミウラ折りということ、植物だけでなく昆虫の翅など、自然界で広く見つかっていることの紹介がありました。他にもアサガオのつぼみの折り畳み方も折り紙で見せて頂き、自然の巧みな仕組みを学びました。こうした折り畳み方を応用して、身の回りの物から人工衛星の太陽光パネルまで広く応用され、人の役にも立っているそうです。

 

14:20~14:30 休けい

14:30~15:10 まとめ、課題の発表
全体の活動のまとめとして、山下先生からサクラの芽吹きと開花の様子の紹介がありました。地球上で唯一の生産者として、植物が光合成を行い、みんなが食べるお米や野菜、そして酸素を生産し、そのおかげで人を含めたくさんの生き物たちが生きているという、植物と生きものの関わりについて説明がありました。
隊員から前回の課題であった植物の葉の役割について発表があり、こちらも山下先生に解説していただきました。

15:10~15:45 活動日誌をかこう
今日の活動した内容を日誌にまとめました。初めて三瓶演習林に入って調査研究に利用されている林があることや、さまざまな植物が見られたこと、折り方で葉っぱの折り方開き方などの特徴を学べたなどの感想がありました。

15:45~16:00 次回の案内、終了
お土産に三瓶演習林のエコバックなどを頂きました。そして次回の活動スケジュールと課題について説明し、今回の活動を終了しました。

 

次回の活動は11月7日(日)です。次回が今年最後の活動になります。集合場所と解散場所が異なりますのでご注意ください。

第5回の活動日 11月7日(日)10:00~16:00